「スキンケアはライン使いするべき?」この疑問は一度は考えたことがあるでしょう。
スキンケア商品は豊富な種類とブランドが存在し、どれを選べばいいのか迷いやすいもの。
ライン使い、つまり同じブランドやシリーズのスキンケア製品を一貫して使うことでさまざまなメリットがあるとされています。
しかし、一方でデメリットも無視できません。
そこで今回は、ライン使いのメリットとデメリットを詳しく解説します。
スキンケアアイテムをライン使いするメリット
「同じブランドのスキンケアアイテムを使ったほうがいい」という話はよく聞きますが、なぜなのでしょうか。
4つのメリットを紹介します。
スキンケアの効果が期待できる
ブランドが販売するスキンケア製品は、相乗効果を狙って開発されています。
例えば、化粧水と乳液・美容液に相性の良い成分が含まれており、一緒に使うことで効果が高まるといったケースが多いのです。
だからライン使いは「美肌効果が期待できる」「肌悩みが解消できる」と言われることが多いんですね。
肌トラブルがある場合や高い効果を求めている場合は、ライン使いを試してみるといいでしょう。
スキンケアの順序・頻度が分かりやすい
同じブランドの製品で揃えるメリットのひとつは「どれを先に使って、どれを後に使うか」が分かりやすい点です。
基本的にはクレンジングから始まり、最後はクリームや美容液で締める、といった具体的なステップが用意されています。
また、どれくらいの量を使うべきか、1日に何回使うべきかといった細かい指示もしっかりと教えてくれます。
ブランドが「この順番で、この量で、この頻度で使ってね」と指示してくれるわけです。
忙しい日々を送る人や、スキンケアが初めてという人には、この「順序・頻度が分かりやすい」メリットは大きいですよね。
肌の悩みに合わせて選びやすい
多くのブランドでは「保湿ケア」「ニキビケア」「エイジングケア」など、特定の肌の悩みに焦点を当てたラインを展開しています。
肌の問題で困っている場合、その問題に特化したケアができる製品がすでにラインナップされているので選びやすいでしょう。
また、同じライン内の製品を使うと、それぞれの製品がより効果的に機能するように設計されています。
これが、肌の悩みを解決するスピードを上げてくれます。
要するに、自分の肌に何が必要なのか、何を解決したいのかが明確なら、それに合ったスキンケア製品が同じブランド内で簡単に見つかるというわけです。
アイテム同士の相性を気にしなくていい
異なるブランドの製品単体でそれぞれが肌に合っていても、一緒に使うと何かしら肌の調子がおかしくなる…という経験はありませんか?
製品の相性が悪い場合、効果を打ち消したり、肌に負担をかけたりする可能性が考えられます。
しかし、同じブランドのアイテムを使えばそのような心配はほぼありません。
製品が開発される過程で、すでに相性がよく考慮されているからです。
スキンケアアイテムをバラバラのブランドで選ぶよりも、効率的と言えるでしょう。
スキンケアアイテムをライン使いするデメリット
スキンケアをライン使いすると、お肌の状態が改善しやすく、アイテム選びも楽というメリットがあります。
ただし、ライン使いだからこそのデメリットも存在します。
スキンケアアイテムをラインで揃えようと思っている人は、購入前に一度チェックしてみてくださいね。
アイテムによって肌に合わない場合もある
同じブランド、同じラインのスキンケア製品を使用する場合でも、必ずしもすべてのアイテムが自分の肌に合うわけではありません。
例えば「クリームはニキビができてしまう」「化粧水の保湿力が足りなくてつっぱる感じがする」といった場合、別のブランドで探すことになるでしょう。
「ライン使いしようかな」と思っても、まとめて購入するのはちょっと待ってください!
できれば一つずつ製品を試して、肌に合うかどうかを確認しましょうね。
まとめて買うために高額になりがち
スキンケア製品をライン使いする場合、コスト面でのデメリットは無視できません。
特に、
- クレンジング
- 洗顔料
- 化粧水
- 乳液
- 美容液
- クリーム
といった多くのステップを経るスキンケアルーティーンを考えると、その総額はかなりのものになるでしょう。
特に高級ブランドはそれぞれのアイテムが高価なため、全体としての費用が高額になりがちです。
まとめて購入することで割引が適用されるケースや、ポイントが貯まる特典がある場合もありますが、合計金額は決して安くないでしょう。
品質と効果に見合った価格であれば問題ないとも言えますが、予算に余裕がない場合はライン使いにこだわらなくても大丈夫ですよ。
まとめ
スキンケアにおいて「ライン使い」は、一長一短があることがお分かりいただけたでしょう。
同じブランド、同じラインの製品を使うことで、スキンケアの効果を最大限に引き出しやすい一方で、コストが高くなる可能性や、全てのアイテムが肌に合うわけではないというリスクもあります。
最終的には、自分の肌の状態やニーズ、そして予算に合わせて選ぶことが重要です。