塩抜きダイエットの効果とは?やり方・食べてはいけないものも解説

最近、SNSで「塩抜きダイエット」という言葉をよく見かけませんか?「たった数日で3kg落ちた!」なんて声を聞くと、つい気になっちゃいますよね。

でも、「本当にそんなに効果あるの?」「健康に悪くないの?」と不安に思う人も多いはず。

この記事では、塩抜きダイエットのメリットや実践方法を分かりやすく解説していきます。無理せず美しくなるために、ぜひ読んでみてください。

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塩抜きダイエットで体重が減る理由

塩抜きダイエットとは、食事から塩分をなるべく減らすことで、体の中にたまった余分な水分を流す方法です。

「えっ、それだけで体重が落ちるの?」と驚くかもしれませんが、実際にやってみると、2〜3kgほど減ったという声も少なくありません。

まずは、なぜそれほど効果が出るのかを確認しましょう。

むくみの解消につながる

厚生労働省によると、1日あたりの塩分摂取は6.5g未満(女性の場合)が推奨されていますが、実際には平均で9gほど摂っているとも言われています。

塩分が多いと、体はナトリウム濃度を一定に保とうとして、水分を溜め込む性質があります。その結果、顔がむくんだり、足がパンパンに張ってしまったり…。

朝起きたときに「まぶたが腫れてる」「指輪がきつい」と感じたことがあるなら、ぜひ塩抜きダイエットに取り組んでみてください。

塩抜きダイエットでは余分な水分が尿として排出されやすくなり、むくみが自然と改善されます。体が軽く感じられるだけでなく、見た目もすっきりして一気に印象が変わるのも嬉しいポイントです。

腎臓の働きを良くする

腎臓は、余分な塩分を尿として排出する「フィルター」のような役割を担っています。

でも、日常的に塩分を摂りすぎていると、腎臓はずっとフル稼働の状態になり、次第にその働きが弱まってしまいます。体に老廃物や水分がたまりやすくなり、むくみや体重増加の原因に…。

だからこそ、塩分を適度に制限することがとても大切です。腎臓がきちんと働くようになれば、体の巡りもよくなり、代謝が整って痩せやすい体質へと近づいていきます。

食べ過ぎを防止する

「濃い味じゃないと物足りない」「気づいたらご飯をおかわりしてた…」なんて思っていませんか?

実はこれ、塩分の摂りすぎで味覚が鈍っているサインかもしれません。塩には食欲を刺激する作用もあり、気づかないうちに食べすぎてしまうんです。

そこで塩抜きダイエットを取り入れると、舌がリセットされて薄味でも「おいしい」と感じられるように変化していきます。自然と満足感も得やすくなり、食べる量が減っていくんです。

「前よりも少ない量でお腹いっぱいになるようになった!」という実践者の声も多いので、食べすぎがちな人はぜひ試したいですね。

塩抜きダイエットのやり方

塩抜きダイエットの方法はとてもシンプルで、「塩分を減らすこと」を意識するだけ。

でも注意したいのは、塩も体にとって必要な成分だということ。完全に塩を絶ってしまうと、逆に体調を崩してしまう可能性があります。

ここからは、避けたい食材や実施期間の目安など、安全に効果を出すためのポイントを紹介していきます。

塩分の多い食品を控える

塩抜きダイエット中は、パッケージの成分表示「食塩相当量」を見てみましょう。

たとえば、インスタント味噌汁1杯で約2gの塩分が含まれており、1日の目標(6.5g未満)を簡単にオーバーしてしまいます。

基本的に塩分が少ないのは、自然のままの食材。野菜、果物、肉、魚、海藻、きのこ類を中心に取り入れると安心です。

一方で、加工食品には想像以上の塩分が含まれているので注意。以下のような食品は控えるようにしましょう。

  • 加工肉(ベーコン、ウインナー、ハム、サラミ)
  • 練り物(かまぼこ、ちくわ、はんぺん)
  • パン類(食パン、菓子パンなど)

水を多く飲む

塩抜きダイエットをしている間は、体から余分な水分が抜けていくため、いつも以上に水分補給が必要です。

「喉が渇いていないから大丈夫」と思っていても、実は体の中では知らないうちに脱水が進んでいることもあります。

1日あたり2Lを目安に水を飲むようにしましょう。

コツは、一気に飲むのではなく、食事の前後や仕事の休憩時間、トイレに行ったタイミングなどで「一口ずつこまめに」飲むこと。

特に夏の暑い日や、たくさん汗をかく日、運動をする日は多めにとることを意識してくださいね。

2~3日を目安にする

塩抜きダイエットの期間は、長くても3日まで。むくみの改善や体重のリセットを目的とするなら、短期間でも十分に効果を実感できます。

「もっと痩せたいから、もう少し続けたい…」と思う気持ちもあるかもしれませんが、それはちょっと危険。

塩分を極端に控えすぎると、ナトリウム不足によって頭痛やめまい、ふらつきといった体調不良が現れることがあります。

ひどくなると、筋肉のけいれんや痙攣、最悪の場合は意識障害を引き起こすことも。

少しでも体調に異変を感じたら、すぐに塩分を含む通常の食事に戻し、医療機関を受診してください。

まとめ

塩抜きダイエットは、塩分を控えることで体内の余分な水分が排出され、体重も自然と減りやすくなります。

むくみが解消されるほか、血行がよくなったり、味覚がリセットされて食べ過ぎを防げたりと、嬉しい効果もたくさん。

とはいえ、やりすぎはNG。塩は体にとって欠かせないミネラルなので、完全に抜くのではなく控えめを意識するのが正解です。

正しい方法で、短期間だけ取り入れて、体をやさしくリセットしてあげましょう。

 

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