ブラッシングで髪は変わる?期待できる効果とブラシの選び方を解説

毎日のブラッシングは髪をとかすだけの単純な作業に思えます。

しかし、ブラッシングには髪を美しくするためのさまざまな効果があることをご存知ですか?

また、ブラシの種類によっても効果が変わってきます。

ブラッシングで髪質を改善したいなら、きちんと効果を知って、目的や髪質に合ったブラシを選ぶことが大切です。

そこでこの記事では、ブラッシングの効果と、目的や髪質に合ったブラシの選び方について解説します。

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ブラッシングの嬉しい効果

なぜ「髪をとかすと美髪に近づく」と言われているのでしょうか。

まずはブラッシングの効果を確認しましょう。

髪の絡まりやかたまりをほどく

ブラッシングは、髪の絡まりやかたまりをほぐす効果があります。

寝起きや雨の日などに髪が絡まっているときは、ブラッシング後にスタイリングするとまとまりやすくなります

髪の絡まりやかたまりをほどく際は毛先から少しずつほどいてください。

一気にほどこうとすると、さらに絡まったり切れ毛の原因になったりするので注意しましょう。

ブラシでやさしく毛流れを整えるとサラサラとした状態に戻ります。

髪にツヤを出す

ブラッシングには頭皮の血行を促進する効果があり、髪に栄養が行き渡り、皮脂が出てきます。

この皮脂はベタつきの原因として嫌われがちですが、実は天然のうるおい成分。

ブラッシングで頭皮から髪の毛全体に皮脂を行き渡らせると自然なツヤが生まれます。

頭皮(根本)から毛先まで丁寧にとかすことがポイントです。

髪についた汚れを取る

髪には、埃や花粉・皮脂・スタイリング剤などが付着しています。

汚れが髪に残っていると髪がパサついて見た目にも悪いだけでなく、シャンプーの泡立ちが悪くなったり、髪が傷んだりする原因にもなります。

ブラッシングをすると、汚れを大部分落とせます。

お風呂に入る前にブラッシングによって汚れを落としておけば、シャンプーの泡立ちが良くなり、髪同士の摩擦を軽減できます。

頭皮環境を整える

ブラッシングには頭皮環境を整える効果もあります。

頭皮の血行が悪くなると髪の毛をつくるのに必要な栄養が十分に行き渡らず、薄毛や抜け毛の原因になります。

髪の毛をブラシでとくと頭皮が適度に刺激され、頭皮マッサージと同様の効果が期待できます。

ただし、ブラシに汚れが残っていると頭皮に雑菌が繁殖して、頭皮トラブルの原因になる可能性があります。

清潔なブラシでゆっくりとブラッシング、これをぜひ毎日の習慣に取り入れて、美髪を目指しましょう。

トリートメント成分を浸透しやすくする

トリートメントを髪につけるときにブラッシングすると、トリートメント成分をよりムラなく浸透させることができます。

これは「コーミング」と呼ばれる手法です。

やり方はとても簡単。

  1. トリートメントを髪全体につける
  2. 手ぐしでサッとなじませる
  3. 毛先から髪の中間あたりを丁寧にとかす
  4. 数分放置してから洗い流す

トリートメントの効果がより高まり、翌朝の髪にツヤやまとまりが出ているはずです。

トリートメントに使ったブラシ(コーム)はトリートメント専用にするのがおすすめ。

普段使うブラシには目に見えない細かい汚れがついている場合があるので、併用しないほうがいいですよ。

目的・髪質別!ブラシの選び方

ブラッシングの効果について解説しましたが、今のブラシを変えればもっと美しい髪を目指せるかもしれません。

ここからは目的や髪質別におすすめのブラシを紹介します。

絡まりやすい人は「デンマンブラシ」

デンマンブラシは半円状に毛(ピン)がついたブラシのことで、「ハーフブラシ」とも呼ばれています。

根元から髪をしっかりとかしてくれるので、絡まりやすい人や毛量が多い人でもサラッと仕上がります。

また、髪の毛についた細かいホコリなども取れるため、シャンプー前のブラッシングに適しています。

マッサージ効果を狙うなら「クッションブラシ」か「パドルブラシ」

頭皮マッサージ用のブラシを探しているならクッションブラシかパドルブラシがよいでしょう。

クッションブラシは台座部分がクッションのように柔らかく、根元が少し盛り上がっているのが特徴です。

頭皮や髪へのダメージが少なく、頭皮の血行をよくする効果が期待できます。

パドルブラシはクッションブラシよりピンの間隔が広く、サイズが大きいのが特徴。

面積が広い分、短時間でブラッシングが終わります。

お風呂で使うなら「スカルプブラシ」か「バスコーム」

普段使うブラシとお風呂で使うブラシは衛生上、分けた方がおすすめ。

スカルプブラシはシャンプーの時に毛穴汚れや詰まりをかき出すためのブラシです。

指で洗髪するよりもしっかり汚れを取れるので、嫌なニオイも軽減できます。

バスコームは目が荒く、歯が一列に並んでいるコーム(ブラシ)です。

髪にトリートメントをつけた後バスコームでとかしてあげると、髪の毛1本1本に成分が行き渡ります。

まとめ

ブラッシングには「髪のもつれを取る」「髪についた汚れを落とす」「頭皮環境を整える」「トリートメント成分を浸透しやすくする」などの効果があります。

普段のブラッシングを見直すことで髪質改善に近づけるかもしれません。

この記事を参考に自分に合ったブラシを選んで、美しい髪を目指しましょう。

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