パジャマで睡眠の質が変わるってホント?ぐっすり眠れるパジャマの選び方

日々の疲れを取るために欠かせないのが質の高い睡眠。睡眠の質が下がると、睡眠時間を長く取っても疲れが残り、日中なんとなくだるさを感じてしまうものです。

今回のテーマは「睡眠の質とパジャマの関係性」について。パジャマを変えることで睡眠の質は大きく左右されます。

この記事では、睡眠時にはパジャマ着用をおすすめする理由を解説するとともに、寝心地の良いパジャマの選び方についても紹介します。

睡眠にお悩みの方やパジャマの選び方を知りたい方にとって、参考になる内容満載!ぜひ参考にしてみてくださいね。

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そもそも睡眠の質って何?

「睡眠の質」と聞いて、あなたはその意味をしっかりと説明することができますか?おそらく、多くの人はぼんやりとしか理解できていないのではないでしょうか。

睡眠の質とは、睡眠時間よりも睡眠の深さをもとに、睡眠の良し悪しを測る考え方のことです。睡眠の質が高ければ睡眠時間を多少削ってもしっかりと一日の疲れを取ることができるということ。

睡眠の質を測る要素としては一般的に、

・熟睡感

・目覚めの良し悪し

・寝心地

などが挙げられますが、睡眠の質を左右するのは睡眠時の状態だけではありません。

一日の過ごし方、つまり運動量や食事の内容、飲酒の有無などによって大きく変わるのが睡眠の質の特徴です。

睡眠時は「パジャマ」を着用しよう

寝るときには必ずパジャマを着るという人もいれば、快適な洋服のまま眠りにつく人もいるでしょう。ですが、寝るときに何を着用するかで、睡眠の質は変わります。

まず最初に知っておくべきこととしては、寝るときはパジャマを着た方が寝つきがよくなり睡眠の質も向上するという大前提。

パジャマは睡眠のためだけに作られており、就寝時に質の高い眠りを妨げる要素を限りなく排除した、睡眠専用の衣類です。

パジャマを着ることで、睡眠の質に大きく関わる「寝心地」を良くすることができ、結果的に熟睡でき、すっきり目覚めることが可能に!

部屋着でそのまま眠ることが多い方は、まずパジャマで寝る習慣をつけることからはじめましょう。

睡眠時にはパジャマが良い4つの理由

さて、部屋着よりもパジャマが良いことはお伝えしましたが、その理由についてもう少し詳しく解説しておきましょう。

パジャマが睡眠の質に影響を及ぼす理由としては大きく4つあります。

ゆとりのあるデザインで締め付けがない

ピタッとしたタイトなパジャマはこの世におそらく存在しません。パジャマは体を締め付けから解放するために、ゆったりとしたデザインで作られていることがほとんど。

洋服と比較すれば圧倒的に着心地がよく不快感がゼロのパジャマだからこそ、睡眠時に最適なのです。

いくら「楽な普段着」でも外に着ていけるような洋服には多少の締め付けがあるもの。睡眠時にはなるべく体を楽な状態にしておくことが大事なので、やはりパジャマに勝るものはありません。

睡眠時の汗に対応する優れた吸湿性

起きたときに汗で服がびっしょり!なんて経験がある方もきっと多いのではないでしょうか。

人間は眠るときにかなりの汗をかきます。夏場はもちろん、冬の寒い時期でもそれは変わりません。これは、睡眠時の体温の低下や上昇を防ぐための人体メカニズムのひとつです。

吸湿性に乏しい素材の服を着て寝ると、汗が乾かず不快感で目が覚めてしまうことも。

一方、多くのパジャマは吸湿性に優れており、汗をかいてもすぐにサラリと乾いてしまうように工夫されているため、ムレやベタつきの問題を解決してくれるでしょう。

保温性に優れている

パジャマは保温性にも優れており、特に寒い季節には寝冷えを防ぐ役割を担ってくれています。

スウェットを冬場のパジャマ代わりにする人も多いですが、これでは寝汗をかくことで逆に体を冷やしてしまいかねません。

薄手でかつ保温性に優れたパジャマを選ぶことで、着心地の良さを保ちつつ保温性もバッチリ維持することが可能になります。

「パジャマ=睡眠」のイメージが根付く

普段着をパジャマにする人はいても、パジャマを普段着にする人はいません。パジャマは寝るときにだけ着用する衣類です。

パジャマを着る習慣のある人なら、パジャマを着ること自体が「睡眠モードへの切り替え」になっているはず。

制服を着れば仕事モードに入るのと同じで、パジャマを着ると「そろそろ寝る時間がきた」と認識できるようになるのです。

このように、パジャマを着るだけで「睡眠モード」に入れるため、その後の寝つきもよくなるのがパジャマの効果でもあります。

睡眠の質を高めるパジャマを選ぶポイント

寝るときにはパジャマが一番!とお伝えしましたが、パジャマにもいろいろなものがあります。

ここからは、睡眠の質を高めるパジャマの選び方について解説します。ポイントは大きく2つ!シンプルなのでぜひ頭に入れておいてくださいね。

伸縮性に優れたものをチョイス

先ほどもお伝えした通り、タイトなパジャマなんて見ることすらありません。パジャマはゆるっとしたデザインが鉄則。

ゆったりとしてダボダボしているものに抵抗のある方なら、伸縮性に優れたものを選んでおけば問題ありません。

パジャマ選びのコツで重要なのは、とにかくよく伸びる素材のものを選ぶこと。いくらデザインがゆったりしていても、全く伸びない素材であれば寝心地は良くありません。

睡眠時には何度も何度も寝返りをうち、体勢も変わります。

肌触りが良くても伸縮性に乏しいものは避けましょう。例えばパジャマに良く選ばれがちな素材に「綿ガーゼ」がありますが、ガーゼは伸縮性が悪くパジャマに最適な素材とは言えません。

綿100%よりも、ポリエステルを少し含む混合素材の方が伸縮性があり、睡眠には適しているのです。

このように、一見良さそうに見える素材にもデメリットがあることは割と多いため、イメージだけで選ばないようにしましょう。

また、サイズ選びについては「ちょっと大きめ」を選ぶのがコツ。ゆとりが生まれ、寝返りも打ちやすくなりますよ。

吸湿性に優れたものをチョイス

パジャマ選びのコツとして忘れてはならないのが吸湿性です。寝汗をしっかりと吸い取って外に逃がしてくれる吸湿性の高いパジャマなら、寝心地は断然良くなり睡眠の質も上がります。

そして、汗をかきやすい夏場でも、長袖長ズボンのパジャマがおすすめ。なぜなら、睡眠時の汗をしっかり吸水・吸湿できるから。薄手の素材なら長袖でも案外暑さは感じにくいもの。ぜひ試してみてくださいね。

吸湿性や吸水性に特に優れている素材は「麻」です。サラッとした着心地も、夏場のパジャマにおすすめですよ。

ただ、麻のみでは伸縮性に乏しいため、麻100%よりも伸縮性のある素材とのミックスの方が寝心地は良くなります。

まとめ

今回は、睡眠の質を向上させるパジャマの役割について詳しく解説しました。なぜパジャマを着用すべきなのか、どのようなパジャマを選べば良いのかがきっとご理解いただけたことでしょう。

寝ても疲れが取れていない気がする、なんとなく熟睡できない、そんな方はパジャマをぜひ見直してみてください。きっと睡眠の質が向上し、悩みが解決されるはずですよ。

 

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