「耳栓は雑音をカットできるのは嬉しいけど、長時間つけるのはよくないって聞くし…」
寝付きの悪さを改善したくて、耳栓を買おうか迷っているあなたへ。
確かに寝る時の耳栓には良い面も気になる点もありますよね。
しかし注意点を理解した上で取り入れることで睡眠の質向上や美肌・美髪につながるかもしれません。
そこで今回は寝る時に耳栓をつけることのメリット・デメリットを説明します。
デメリット解消方法も合わせて解説したので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
寝る時に耳栓をつけることのメリット
耳栓をつければ雑音がカットできるので、入眠時間の短縮や睡眠の質向上が期待できます。
さらに寝る前の準備として習慣化すると、耳栓自体がスイッチとなり、より寝付きやすくなると言われています。
まずは耳栓をつけて寝ることのメリットを確認してみましょう。
気になる音を遮断できる
外から聞こえる音が気になって眠れない夜を過ごしていませんか?
- 車が通る音
- 工事の音
- 飲食店のBGM
- 隣の部屋の笑い声、話し声
- テレビの音
- 室外機の音
特に都市部や交通量の多い場所では夜間でも騒音が発生しやすく、睡眠の妨げになることがあります。
しかし、耳栓を耳に挿入すると音をシャットアウトし、静かで落ち着いた環境を実現できます。
「外がうるさくて寝付けない」「隣の人がやかましい」と感じたときはぜひ耳栓を検討しましょう。
睡眠の質が上がる
脳は、寝ている間も微かな物音や光を情報として感知しています。
そのため睡眠中に雑音が多い場合、睡眠の質が低下すると言われています。
耳栓をしていれば雑音をカットできるため睡眠の質向上が期待できるのです。
睡眠は身体と心にとって重要な役割を果たします。
- 体が修復・回復する
- 脳が休まる
- 自律神経が整う
- ストレス解消につながる
- 肌や髪を健康的に保つ
- 記憶力を定着させる
静かで穏やかな環境が整えられればリラックスしやすくなり、睡眠効果がグッと高まるでしょう。
「これから寝る」スイッチが入る
睡眠時の耳栓を習慣化すると、就寝モードのスイッチを入れやすくなります。
人間の脳は、特定の行動や環境が結びつくことでパターン認識を行います。
そのため耳栓を使うと、心と体に対して「もう寝る時間だよ」というメッセージを送るようになるのです。
このスイッチのおかげで心身をリラックスさせ、より早く睡眠のモードに入れるでしょう。
布団に入ってから実際に眠るまで時間がかかってしまう人は、耳栓を取り入れてみてください。
一度慣れてしまえば、「旅行先ではよく眠れない」「カフェや漫画喫茶で仮眠したいけど寝れない」といったケースでもスッと眠れるようになるはずです。
寝る時に耳栓をつけることのデメリット
睡眠時の耳栓は良いことばかりに思えますが、注意点もあります。
デメリットや対策方法も理解した上で、耳栓をつけたほうがいいか判断してください。
痛みを感じる場合がある
形が変わらない素材や硬めの耳栓を使用すると、寝返りを打った時に耳の中に痛みや圧迫感を感じることがあります。
睡眠環境を整えるために耳栓をつけているのに、痛くて起きてしまうのは嫌ですよね。
横向きになっても気にならないようにするにはやわらかいタイプの耳栓がおすすめです。
「フォームタイプ」や「シリコン粘土」の耳栓は耳の形にフィットしやすいので、寝返りを打つ際にも痛みを感じにくくなります。
特に「睡眠用」「夜間の長時間使用OK」と表記された商品を選ぶといいですね。
耳の形や感じ方には個人差がありますので、自分に合った柔らかさや素材を探してみてください。
耳栓がないと眠りにくい
寝る前の耳栓を習慣にしてしまうと、耳栓がない状態では落ち着いて眠ることが難しくなる可能性があります。
特に感受性が高い人は、耳栓による静寂な環境を求めるようになり、耳栓なしでは外部の音に敏感になってしまうケースが考えられます。
例えば旅行や出張などの際に耳栓を忘れた場合、眠れなくなってしまうかもしれません。
このような依存が気になるなら耳栓以外のリラックス方法を探してみましょう。
お気に入りの音楽をかける、アロマを焚くなど他の方法でも睡眠環境を改善できると分かれば、耳栓への依存が軽くなるでしょう。
炎症を起こすリスク
一晩中耳栓をつけていると、炎症を起こす可能性があります。
長時間耳の穴が塞がれている状態になるため蒸れてしまい、外耳炎や外耳道真菌症などを起こすリスクが高まるのです。
痛みや痒みなどの異常を感じたらすぐに耳栓を取り外し、耳鼻科を受診してください。
また、感染症を避けるためにも耳栓は清潔なものを使用しましょう。
定期的に手入れをして、常に綺麗な状態を保つようにします。
ホコリや耳垢などの汚れが目立つようになったら、できるだけ早く新品に交換しましょうね。
まとめ
今回は寝る時に耳栓をつけることのメリット・デメリットを説明しました。
耳栓は騒音対策や睡眠の質向上に効果的ですが、耳の痛みや感染リスクには注意が必要です。
適切な使い方を知った上で、睡眠中に耳栓を使うかどうか考えてみてくださいね。