「Tゾーンの毛穴・黒ずみがひどい」「テカリやベタつきが気になる」。脂性肌(オイリー肌)の女性にとって、日々の悩みとなりがちです。
脂性肌は皮脂の過剰分泌によって引き起こされることが多く、この状態がさまざまな肌トラブル、例えばニキビや毛穴の詰まりを招いてしまいます。
そこでこの記事では、脂性肌の主な原因から対策まで解説します。
自分に合ったスキンケア方法を見つけ、ベタつきのないつるんとした美肌に近づきましょう。
脂性肌になってしまう主な原因
まずは脂性肌になってしまう主な原因を説明するので、自分はどのタイプに当てはまるのか考えてみてくださいね。
皮脂の過剰分泌
皮脂が過剰に分泌されると、ニキビや毛穴の黒ずみ・角栓など肌トラブルを引き起こします。
過剰分泌になる要因はさまざまですが、特に注意したいのは食事です。
糖質や脂質が多いと皮脂腺が刺激され、分泌を促すと考えられています。
食べすぎている方は食事習慣を見直し、タンパク質と脂質の代謝を助けてくれるビタミンB6とビタミンB2を積極的に摂取するといいでしょう。
乾燥・保湿不足
洗顔後やお風呂上がりに肌がつっぱる方は肌が乾燥しています。
お肌の水分不足は皮脂の分泌を促進し、皮脂と水分のバランスが崩れることで悪循環になります。
保湿が不足すると皮膚のバリア機能が低下し、外部からのダメージが増加、皮脂を余計に出してお肌を守ろうとするのです。
特に冬は外部環境も乾燥しているため、皮脂が過剰に分泌されやすい季節です。
「ベタベタするから乳液はいらない」「脂性肌だから保湿すると余計テカる」と自己判断で誤ったスキンケアをするのはNGですよ。
ホルモンバランスの乱れ
睡眠不足やストレスによってホルモンが乱れ、皮脂分泌に影響を与える場合もあります。
特に女性は月経周期によってホルモンバランスが変化し、お肌の状態が不安定になりやすいのが特徴です。
女性ホルモンには 「エストロゲン」と 「プロゲステロン」の2種類が存在します。
生理前はプロゲステロンが増加して皮脂分泌が活発になり、肌トラブルも発生しがち。
普段使っているスキンケアやコスメが生理前後だけベタつきや刺激を感じるようになったら、ホルモンバランスの乱れが原因と考えてよいでしょう。
脂性肌さんにおすすめのスキンケア
脂性肌になる原因は日々の食生活やストレスも大いに関係していますが、ここではスキンケアに注目していきます。
毎日意識するだけで、健康的なお肌へと近づいていきますよ。
皮脂を取りすぎない
「ベタつきを取りたいから」と洗浄力の高い洗顔料やクレンジングを選んでいませんか?
また、「スクラブ」「毛穴シートパック」「ケミカルピーリング」「あぶらとり紙」など毛穴ケアも使いたくなりますが、頻繁に使うと逆効果。
必要な皮脂まで取り除いてしまうので、お肌が「皮脂を出さなきゃ」と勘違いしてしまうのです。
洗顔料やクレンジングは脂性肌タイプを選び、毛穴対策グッズも週1回など、皮脂を取りすぎないようにしましょう。
きちんと保湿する
「お肌のテカリが気になるから、乳液やクリームはいらない」「メイク前に乳液を塗ると崩れてしまう」と思っていませんか?
化粧水をつけるだけでは保湿力が足りず、水分がやがて蒸発してしまいます。
実は、脂性肌こそ乳液やクリームでしっかりと保湿をすることが大切です。
このお手入れにより皮膚のバリア機能が高まり、外部からのダメージを防げます。
皮脂を余計に分泌する必要がなくなるので、徐々にべたつかないお肌へと変わっていきますよ。
洗顔は優しく丁寧に
洗顔は肌トラブルの改善に役立つ第一歩。
しかし、過度な摩擦は皮膚に悪影響を及ぼし、油分や水分のバランスを崩してしまいます。
しっかり顔を洗いたいからと、ゴシゴシと擦ったり、洗顔ブラシを使ったりしていませんか?
肌表面を痛めてしまい、敏感・乾燥しやすい状態になり、皮脂の分泌を促してしまいます。
たっぷりの泡を作れば、少ない力で、必要な皮脂は残しつつ余分な汚れや化粧残りをしっかり落とせます。
過度な摩擦や刺激は避け、優しく丁寧な洗顔を心がけましょう。
タオルで拭く際も、強くこすらずに優しく押さえるようにしてくださいね。
紫外線対策を行う
「ベタつきやテカリが気になって、日焼け止めが苦手…」という脂性肌さんも多いですよね。
しかし紫外線は皮脂の酸化を促進し、肌トラブルを悪化させる可能性があります。
毎日、日焼け止めやUVカットのアイテムを活用しましょう。
脂性肌さんにはサラサラとした軽いつけ心地のものや、化粧崩れしにくいものがおすすめです。
最近は使用感もよくて紫外線をしっかりカットできる日焼け止めがたくさん販売されているので、お気に入りを見つけてみてくださいね。
まとめ
脂性肌(オイリー肌)は多くの女性が抱える悩みです。
その原因は皮脂腺の過剰な働きやホルモンバランスの乱れ、ストレスそして生活習慣に密接に関連しています。
適切なスキンケアが必要ですが、合わせてしっかりと原因を把握することが大切です。
この記事を参考にスキンケアを見直し、美肌を目指しましょう。