毎朝、鏡を見ると気になる髪のうねり。
憧れのサラサラ・ストレートヘアを手に入れるためには、まずは髪がなぜうねるのか、その原因を知ることが大切です。
この記事では髪がうねる原因と、日常生活で簡単に取り入れられるヘアケア方法も紹介します。
髪の毛がうねる原因
「波打っている」「まとまりにくい」「広がってしまう」こういった髪の毛のクセは、どうして起こるのでしょうか。
まずが髪のうねりが出てしまう主な原因を確認しましょう。
パーマやカラーなどの強い刺激
パーマやカラーリング・ヘアアイロンで髪をおしゃれに変えるのは楽しいですよね。
でも、この時に使う薬剤やドライヤーの熱などは、髪には大きなストレスになってしまうんです。
髪の表面を守っているキューティクルがダメージを受け、キューティクルが剥がれて、たんぱく質や水分が流れ出ます。
髪の水分バランスが崩れると、髪の形状が曲がってしまうのです。
加齢による水分保持力の低下
年齢を重ねると、髪の悩みも変わってきますよね。
特に30歳を過ぎたあたりから、うねりやパサつきなど髪質の変化に気づく女性が多くなります。
これは、加齢によって髪の水分保持力が低下することが一因とされています。
髪内部は主にタンパク質と水分で構成されていますが、女性ホルモンの変化によって水分バランスが崩れてしまうのです。
また、頭皮のたるみや白髪染めを頻繁に行うことで受けるダメージも髪の健康に影響を及ぼします。
美しい髪を保つには、年齢とともに変化する髪に合わせたケアを心掛ける必要があるでしょう。
生まれつき(遺伝)
髪は遺伝的な要因も大きく関わっています。
もし両親や祖父母がくせ毛だった場合、その特徴があなたに遺伝している可能性が高いのです。
特に、細かくチリチリと縮れた「縮毛」や、波のようにうねる「波状毛」は、代表的なくせ毛。
毛穴の形や髪内部の成分バランスが家族間で似ているために生じると考えられています。
生まれつきのくせ毛は突然治ることは少なく、プロの手を借りるのがおすすめです。
美容師に相談し、自分の髪質に合ったケア方法やスタイリングのアドバイスを受けて、うねりを上手にコントロールしていきましょう。
頭皮の汚れ・毛穴の詰まり
実は、頭皮の汚れや毛穴の詰まりが、髪のうねりの原因になることがあるんです。
もし急にうねりが強くなったなら、
- シャンプーやトリートメントの洗い残し
- スタイリング剤の残り
- 皮脂の過剰分泌
- 古い角質
- 花粉
- ほこり
などの汚れが詰まっているかもしれません。
汚れは積み重なり、髪の根元からのうねりやパサつきを引き起こすので、注意が必要です。
自宅でできる!うねり対策
髪のうねりやクセの原因を理解したら、次は毎日の習慣に取り入れやすい、効果的なヘアケア方法を確認しましょう。
自宅で手軽にできるケアで理想の髪へ近づけるなら、やらなきゃ損ですよね!
シャンプー前にブラッシングする
シャンプーをする時、髪の毛を濡らす前に、先にやさしくとかしましょう。
頭皮がほぐれ、毛穴の汚れが落ちやすくなります。
さらに、ブラッシングには抜け毛対策や髪のツヤをアップさせる効果もあります。
この一手間が、美しい髪の毛に近づくステップと言えるでしょう。
ぜひ毎日のケアに取り入れてみてください。
頭皮マッサージで血行促進
頭皮マッサージを行うと血流が良くなり、髪に必要な栄養が届きやすくなります。
結果として、健康で丈夫な髪が育ちやすくなるんです。
シャンプー時に頭皮(皮膚)に指先を置き、円を描くように動かしましょう。
「押す」よりも「頭皮を動かす」というイメージで、気持ちよいと感じる程度の力加減を心がけます。
頭皮マッサージ用のグッズもたくさんあります。
気になる方は「シャンプーブラシ」「スカルプブラシ」で検索してみてくださいね。
定期的な頭皮クレンジング
頭皮クレンジングは、いつものシャンプーだけでは落としきれない、毛穴の汚れや皮脂をきれいにするケア方法です。
頻度は毎日ではなく、週に1~2回でOK。
頭皮環境が整うため健康な髪が育ちやすくなり、うねりが緩和していきますよ。
頭皮クレンジングには「オイルタイプ」「ジェルタイプ」「炭酸タイプ」などいくつか種類があります。
オイルタイプは汚れ・ニオイを落とす力が強く、乾燥しやすい頭皮にはジェルタイプが適しています。
炭酸タイプは、ベタつきが気になる人や爽快感が好きな人におすすめ。
頭皮の状態や髪質に合わせて、お気に入りを探してみましょう。
髪は濡れたままにせず、すぐに乾かす
髪を洗ったあと濡れたまま放置すると、うねりが強く出やすくなります。
髪の毛は濡れた状態から乾燥する際に形状(髪型)が固定されるため、特にくせ毛の人は自然乾燥はNG!
シャンプー後はできるだけ早く乾かすようにしましょう。
ドライヤーを当てるのは頭皮から始めるのがおすすめ。
根本から髪の流れを整えるように上から下へ乾かしていくと、髪の毛がまっすぐになりやすくなります。
ちゃんと乾いていないと部分的にうねるので、手で触ってチェックするのも忘れずに。
最後に冷風を当てるとうねりやクセを抑え、まとまりが良くなりますよ。
まとめ
今回は髪のうねりの原因と、ヘアケア方法を紹介しました。
美しい髪は、日々の小さな積み重ねから生まれます。
できる範囲で構わないので、紹介したポイントをぜひ毎日のルーティンに加えてみてください。
今よりもっと扱いやすく、素直な髪に近づけるはずです。