- 化粧水や乳液を使ってから数時間後、なぜか肌がベタベタする
- 朝のスキンケアで顔がテカる、メイク乗りが悪い
- スキンケアを終えたはずなのに、もう一度洗顔したくなるほど不快に感じる
こんな経験ありませんか?
今回は、スキンケア後に感じるベタつきやテカリの主な原因と、その予防策について解説します。
少し意識するだけで不快感を減らせるので、ぜひ参考にしてくださいね。
スキンケア後にベタベタ・テカテカしてしまう原因
スキンケアをした後にベタつき・テカリが発生してしまう主な理由をまとめました。
あなたの場合はどれに当てはまるのか、ひとつずつ見ていきましょう。
化粧水や乳液の量が多い
商品説明を読まずに「これくらいでいいか」「500円玉大程度でしょ」と適当に量を決めていませんか?
これはおすすめできません。
化粧水や乳液は、しっかりとした保湿効果を発揮するためには適量を守らなければいけません。
塗る量が多すぎると肌に残ってしまい、ベタつきやテカリの原因になります。
また、多く塗るほど保湿されるわけではなく、過度な保湿が逆に皮膚の自然な保湿機能を低下させることもあります。
肌が必要とする量を超えて化粧水や乳液を使うと、本末転倒を招くかもしれないのです。
化粧水が浸透する前に乳液を塗っている
実は、肌が一度に吸収できる水分や乳液の量は限られています。
一度にたくさんの化粧水や乳液を使用すると、肌に吸収されない分はそのまま表面に残ってしまいます。
結果としてベタつきやテカリを引き起こす可能性が高くなるのです。
さらには、皮脂と混ざり合い、毛穴の詰まりや肌荒れ・ニキビなどのトラブルを招くこともあります。
肌の皮脂量が多い
脂性肌(オイリー肌)の方は、乳液やクリームを塗った後すぐに肌がテカってしまいます。
一方、スキンケア直後は何も問題ないのに、数時間後にテカりやベタつきが生じる場合は「インナードライ肌」かもしれません。
インナードライ肌とは、表面は皮脂が多いように見えても、実は肌の内部が乾燥している状態を指します。
肌はダメージを防ぐために皮脂を過剰に分泌し、ベタつきやテカリを感じます。
他にも皮脂量を増やす要因として「気温・湿度」「ライフスタイル」も考えられます。
例えば、油分が多い食事や不規則な生活、ストレスなどが皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌を促すと言われているんです。
肌質に合っていないアイテムを使っている
肌質に合わないスキンケアアイテムを使うと、その後の肌の状態に悪影響を及ぼす可能性が高いです。
例えば、脂性肌の方が高保湿タイプの化粧水や乳液を使うと、すでに肌に存在する皮脂と基礎化粧品の油分が反応し、ベタつきやテカリを引き起こしてしまいます。
また、乾燥肌なのに、スキンケア後しばらくしてからベタつきやテカリを感じるようなら保湿不足が原因かもしれません。
このように肌質に合わないスキンケアアイテムを使うと、肌のバランスが崩れ、ベタつきやテカリがあらわれてしまうのです。
スキンケア後のベタつきを防ぐ方法
スキンケア後しばらく経ってもテカリ・ベタつきがある場合、日々のスキンケアを見直してみましょう。
ここからはベタつきを防ぐための方法を紹介していきます。
適量をつける
スキンケア製品には通常、適切な使用量が商品説明や説明書に明記されています。
「とりあえずたくさんつければいい」という考え方は避け、商品説明通りの量を守りましょう。
もし適量をつけた後でも肌がベタつく場合は、スキンケアの最後にティッシュオフする方法がおすすめです。
顔の表面にティッシュをあてて、顔全体を手の平で優しく押さえます。
肌表面に残った余分な製品を取り除いて、肌がすっきりとした状態になりますよ。
ステップごとにハンドプレスする
1回で大量の化粧水や乳液を使うと肌が吸収できる量を超えてしまい、結果として表面に残ってベタつきやテカリを引き起こしてしまいます。
そのため適量を塗った後は、ステップごとに両手で肌を包み込むようにハンドプレスしましょう。
この一手間によって化粧水や乳液が肌にしっかりと浸透し、表面に残らずに済みます。
必要な皮脂まで取りすぎない
脂性肌やインナードライ肌の方はベタつきが気になり、つい洗顔を何度もしたり、洗浄力の強いクレンジング料を使ったりしてしまいがち。
しかし、これでは肌に刺激を与え、バリア機能を低下させ、結果として乾燥を招いてしまいます。
乾燥した肌は皮脂を分泌して守ろうとするので、余計、皮脂が出てしまうんですね。
肌に必要な皮脂まで取りすぎないように心掛けることが健康な肌を維持するための大切なポイントです。
肌質に合わせてアイテムを選ぶ
脂性肌の方が高保湿タイプの化粧水や乳液を使うと、肌の表面にもともとある皮脂と新しく塗った基礎化粧品の油分が混ざり合い、さらなるベタつきやテカリを引き起こす可能性が高いです。
まず、自分がどのような肌質なのかをしっかりとチェックする必要があります。
肌がベタつく原因は「脂性肌だから」とは限りません。
インナードライ肌の場合も表面はベタつきますが、実は肌内部は乾燥しているのです。
肌の水分・油分バランスをしっかりとチェックして、自分に合ったアイテムを選びましょう。
季節の変わり目やライフスタイルの変化によって肌質も変わるケースもありますので、定期的にチェックしてくださいね。
まとめ
今回、スキンケア後のベタつきやテカリについて主な原因と対処方法を紹介しました。
スキンケアは日々の積み重ねが大切です。
化粧水や乳液・クリームを塗った数時間後に不快感を抱いているなら、この記事を参考に製品の選び方や使い方を見直してみてくださいね。