かなり昔から問題視されている、ワンオペ育児。
この記事を見ているママの中にも、
「旦那が協力してくれない」
「孤独を感じている」
という方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、ワンオペ育児による不安や焦り、イライラを解消するためのコツについて、詳しく解説していきます。
ワンオペ育児をしているママは意外と多い
冒頭でも解説したように、ワンオペ育児というのは古くから問題視されていることで、現代においてもこのような悩みを抱えているママがたくさんいます。
ただ、そもそも育児というのは一人で行うものではなく、パパとママが協力して行うべきことです。
中には、
「男は稼いで、女は家のことをする」
というような古い考えを持っている方もいますが、現代に置いては通用しません。
中には、育児を効率的に行えずに悩んでいるママや、自分を責めてしまっているママもいますが、そもそもワンオペ育児をしている、あるいはさせていることが間違っていますので、夫婦で話し合って根本から解決していかなければなりません。
ワンオペ育児でよくある悩み
では次に、ワンオペ育児でよくある悩みについて、詳しく見ていきましょう。
パパが帰ってこない
ワンオペ育児でよくあるのが、
「パパが帰ってこない」
という悩みです。
夜遅くまで飲み歩いていたり、土日は好きな所に出かけたりして、育児をママに丸投げしているパパもいますが、これは育児を放棄しているのと一緒です。
このような方に、パパを語る資格はありません。
パパがいない間もせっせと家事や育児をしているママは素晴らしいです。
どうか自分を責めないようにしてください。
両親が近くにいない
ワンオペ育児で悩んでいる方の中には、
「両親がもっと近くにいてくれたらな・・・」
と悩んでいる方もいます。
両親あるいは義両親が近くにいれば、育児に協力してもらうこともできますが、遠くに住んでいる場合は日常的に協力をしてもらうのは難しいですよね。
こうなってしまうと、自分一人で育児をしなければならないため、負担が大きくなってしまうのです。
自分の時間が取れない
ワンオペ育児をしている方の中には、自分の時間が取れずに悩んでいる方もいます。
子どもが生まれると、子ども中心の生活になり、自分の時間が一切取れなくなります。
パパが協力してくれている場合は、多少自分の時間を確保できるかもしれませんが、ワンオペ育児の場合は朝から晩まで育児をしたり、家事をしたりすることになるでしょう。
こうなってしまうと、育児ノイローゼになる可能性が高くなりますので、注意が必要です。
ワンオペ育児を続けているとどうなる?
では次に、ワンオペ育児を続けているとどうなってしまうのか、ということについて詳しく見ていきましょう。
体力的にも精神的にも疲弊する
ワンオペ育児を続けていると、体力的にも精神的にも疲弊します。
場合によっては、精神に異常をきたしてしまい、うつになったり、育児ノイローゼになったりする可能性も高くなります。
こうなってしまうと、子育てを楽しむこともできなくなりますし、人生に楽しさや幸福感を見いだすこともできなくなりますので注意が必要です。
子どもに当たってしまいやすくなる
ワンオペ育児をしていると、心がいっぱいいっぱいになってしまい、子どもに当たってしまう可能性が高くなります。
ただ、子どもには何の責任もありませんし、非もありません。
ちょっとしたことで怒ったり、イライラしたりすると、子どもにストレスを与えてしまったり、委縮させてしまったりする可能性が高くなりますので注意が必要です。
夫婦喧嘩が頻繁に起こる
ワンオペ育児に挑戦していると、イライラやストレスが溜まります。
このような状態が続くと、パパに対する不満もどんどん蓄積していき、夫婦喧嘩が絶えない状態になります。
ただ、夫婦喧嘩というのは、夫婦の中を悪くするだけでなく、子供の成長にも悪影響を及ぼしてしまうのです。
場合によっては、
・人の顔色をうかがう子どもになってしまう
・パパやママの機嫌を取るような子どもになってしまう
・キレやすく、暴力的な子どもになってしまう
というようなトラブルが起こる可能性も高くなりますので注意しましょう。
ワンオペ育児を解消するためのコツとは?
では次に、ワンオペ育児を解消するためのコツについて、詳しく解説していきます。
パパに協力をお願いする
ワンオペ育児を手っ取り早く解消するためには、パパに育児への協力をお願いすることが大切です。
この時は、
「もっと育児に協力してよ!」
と感情的に伝えるのではなく、
・なぜ協力してほしいのか
・何をしてほしいのか
ということを具体的に伝えるようにしましょう。
両親に協力してもらう
パパが育児に協力してくれない場合は、両親や家族に協力してもらうことも大切です。
家族と距離が離れている場合は、頻繁に協力をお願いできないかもしれませんが、1日でも2日でも協力してもらえれば、疲れた心を癒せるようになります。
また、義両親に育児をお願いして、
「パパが育児に協力してくれない」
と悩みを相談してみるのもおすすめです。
そうすることによって、毒親出ない限りは協力的な姿勢を見せてくれるようになるでしょう。
育児や家事を分担する
育児や家事を分担するというのも1つの方法です。
例えば、
・洗濯物→パパ
・洗い物→パパ
・料理→ママ
・掃除→ママ
というような感じです。
ただし、いくら家事を分担したところで、パパにやる気がなければ結局全てママが行うことになりますので、よく話し合った上で決めていくようにしましょう。
全てを自分でやろうとしない
ワンオペ育児で悩むママの中には、全て自分でやろうとしてしまう方もいます。
例えば、
「パパにお願いするくらいなら自分でやった方が早い」
というようなケースです。
中には、パパが育児や家事をしているにもかかわらず、怒ったり、細かく指摘したりしてしまう方もいるでしょう。
これをやってしまうと、パパが、
「それなら全部自分でやれよ」
という心理状態になってしまうため、ワンオペ育児に拍車がかかってしまうのです。
ワンオペ育児というのは、パパが非協力的なことで起こるケースもありますが、ママが原因で発生してしまうこともありますので、普段の言動や行動を見直してみましょう。
パパが非協力的な場合は冷静に話し合う
ここまで様々なワンオペ育児の解消法を解説してきましたが、パパが育児に協力する姿勢を見せないことには、ワンオペ育児を解消することができません。
「育児は女がするものだ」
という古い考えを持っているパパに対しては、冷静に話し合い、自分の意見を伝えることが大切です。
喧嘩をしたり、強く責め立てたりしても何も変わりませんので、建設的な話し合いをしていくようにしましょう。
まとめ
ワンオペ育児というのは、本来あってはならないことです。
育児というのは、パパとママが協力して行うべきことであり、どちらかに押し付けるというのは間違っています。
ワンオペ育児をしていると、ママが精神的に疲弊してしまったり、夫婦関係が悪化してしまったりする可能性が高くなりますので注意が必要です。
とはいえ、ワンオペ育児を改善するためには、ママの気持ちをパパにしっかりと伝え、考え方や意識の持ち方を変えてもらう必要があります。
喧嘩をしたり、強く責め立てたりしてもパパの意識が変わることはありませんので、今回紹介したことを参考にしながら、じっくりと話し合いを進めていくようにしましょう。