妊娠中に旅行してもいいの?妊娠中に旅行をするメリットや注意点を解説!

「赤ちゃんが生まれる前に夫婦だけで旅行に行きたい」

と考えている方はたくさんいるでしょう。

大切な我が子を出産すると、しばらくは子ども中心の生活になります。

それはそれでとても幸せな時間になるのですが、どうしても夫婦だけの時間を取るのが難しくなります。

ただ、妊娠中はママの体が非常にデリケートな状態になっていますので、本当に旅行をしていいのか不安に感じている方もいるでしょう。

そこでこの記事では、妊娠中に旅行をするのはアリなのか、妊娠中に旅行をするメリットや注意点は何なのかということについて、詳しく解説していきます。

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妊娠中でも旅行はできる

結論から言ってしまうと、妊娠中でも時期や注意事項などをしっかりと守れば旅行をすることができます。

ただ、冒頭でも解説したように、妊娠中はママの体が非常にデリケートな状態になっていますので、体調を崩しやすいと言えます。

無理をすると、お腹の中の赤ちゃんにも悪影響が出てしまいますので、旅行をする前に正しい知識を身に付けておかなければなりません。

妊娠中の旅行はいつまでOK?

では次に、妊娠中の旅行はいつまでならOKなのかということについて、詳しく解説していきます。

妊娠初期~中期

妊娠初期の頃、つまり妊娠が発覚してすぐのタイミングは、つわりなどの体調不良が起こりやすい時期と言えますので、旅行はあまりおすすめできません。

つわりが怒っているにもかかわらず、無理して旅行に行ってしまうと、美味しい食べ物が食べられなかったり、ゆっくりできなかったりという状態になってしまうこともあります。

また、妊娠12週目までは流産しやすいタイミングとなっていますので、安静にしていなければなりません。

妊娠中期に当たる5か月から7か月のタイミングは、いわゆる「安定期」と呼ばれる次期ですので、医師の許可が出れば旅行に行くことができます。

ただし、医師は旅行を推奨していないことが多いため、

「自己責任で」

と言われるケースがほとんどです。

これまでの経過に問題がなかったとしても、様々な変化により体調が悪化してしまうことがあります。

このようなことから、安定期に旅行をする場合は、行き先も含めて慎重に検討していくことが大切です。

妊娠後期

妊娠後期というのは、妊娠8か月から10か月のことを指します。

この時期に差し掛かると、赤ちゃんが外に出てくるための準備を始めます。

特に10か月目に当たる「臨月」は、いつ生まれてもおかしくない状態と言えますので、絶対にダメというわけではありませんが、できれば旅行を控えた方が良いでしょう。

妊娠中に旅行をするメリットって何?

では次に、妊娠中に旅行をするメリットについて、詳しく解説していきます。

リフレッシュになる

妊娠中は、ママになるための準備をする期間とも言えます。

この期間には、赤ちゃんと一緒に生活をするワクワクやドキドキを感じることができますが、同時にママになるということへのプレッシャーや不安が一気に押し寄せてきます。

旅行に行っていつもとは違う景色を見たり、お部屋でゆっくりと過ごしたりすることで、日ごろのストレスや不安、プレッシャーを軽減しやすくなるのです。

旦那さんと二人きりの時間を過ごせる

冒頭でも解説したように、出産後は子ども中心の生活になりますので、夫婦水入らずの時間が取りにくくなります。

もちろん出産後も旦那さんとの時間を取ることはできるのですが、子どもがある程度大きくなってからになりますので、だいぶ先の事になってしまうでしょう。

妊娠中に旅行をすることで、旦那さんと二人だけの時間を楽しめます。

旅行先のホテルでは、

・二人の出会いについて
・出会ってから今日までの想いで
・子どもが生まれた後の事

について、ゆっくり話をしてみると良いでしょう。

妊娠中の旅行で注意すべきこととは?

妊娠中の旅行には、少なからずリスクが伴います。

ママの体や赤ちゃんの健康状態を損なわないためにも、旅行をする場合は以下のことに注意してください。

母子手帳とを保険証を忘れずに持っていく

妊娠中に旅行する場合は、必ず母子健康手帳と保険証を持っていくようにしましょう。

万が一旅行先で体調が悪くなり、病院に搬送されたとしても、

・母子健康手帳
・保険証

があれば、妊娠の経過やその他の検査結果などを医師が把握しやすくなりますので、正しい処置を行ってもらうことができます。

また、緊急搬送とまではいかなくても、旅行先で病院を受診する可能性もありますので、忘れずに持っていきましょう。

慎重に行き先を選ぶ

妊娠中に旅行をする場合、行き先を慎重に選ぶことが大切です。

妊娠初期、中期、後期に関係なく、海外への旅行は避けた方が良いでしょう。

また、

・長時間の徒歩移動をする
・アクティビティを楽しむ

というような、体に負担のかかることはしないようにしましょう。

中には、

「自然を感じられる場所に言ってリフレッシュしたい」

と考えている方もいると思います。

ただ、自然が豊かな場所に行くためには、長時間歩いたり、足場の悪いところを歩いたりしなければならないケースが出てきますので、できれば避けた方が良いでしょう。

事前に医師に相談する

妊娠中に旅行をする場合は、医師に相談してからにしましょう。

タイミングをしっかりと考え、自分の体調が良い時に旅行をすれば、よほどのことがない限り体調を崩してしまうことはありません。

ただ、妊娠中は体にどのような異変が起こるかわかりませんので、大げさなくらい慎重に計画を立てた方が良いです。

中には、

「今日は行けそう」

「多分大丈夫な気がする」

というような予測で旅行に出かけてしまう方もいるのですが、これは非常に危険な行為です。

必ずかかりつけ医に体調や状態を診断してもらった上で、旅行に行っても大丈夫なのかどうかを確認しておきましょう。

宿泊先に伝える

妊娠中に旅行をする場合は、宿泊先に妊娠をしていることを伝えておいてください。

ホテルや旅館の中には、

「妊娠中に何かあった場合に責任が取れない」

という理由から、妊婦さんの受け入れを行っていない所もあります。

せっかく旅行に行ったとしても、宿泊を断られてしまっては素敵な思い出を作ることができませんので、事前に確認しておくことをおすすめします。

移動手段を考える

妊娠中に旅行をする場合、体に負担をかけないことが大切です。

からだへのふたんをけいげんするために、

・重い物を持たない
・長時間歩かない

ということももちろん大切なのですが、移動手段についてもしっかりと考えるようにしましょう。

中には、公共交通機関を使っての旅行を検討している方もいますが、妊娠中というのはトイレが近くになりますので、できれば自家用車あるいはレンタカーでの旅行がおすすめです。

自家用やレンタカーで移動する場合でも、こまめに休憩を挟み、絶対に無理をしないようにしてください。

まとめ

妊娠中でもタイミングや行き先などをしっかりと考慮すれば、旅行をすることができます。

妊娠中の旅行は、リフレッシュにも繋がりますし、旦那さんと二人だけの時間を満喫する良い機会となります。

ただ、妊娠中の旅行には少なからずリスクが付いて回ります。

このようなリスクを一切考慮せず、ハードな旅行計画を立ててしまうと、体調を崩す原因にもなりますし、最悪の場合、赤ちゃんの身にも危険が生じてしまいますので注意が必要です。

旅行を検討している妊婦さんは、ひとまずかかりつけ医に相談し、今回紹介したことを参考にしながら、慎重に計画を練っていきましょう。

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