「毎朝、起きると髪がボサボサ」「ヘアマスクを使っているはずなのにパサパサ」と悩んでいる女性も多いはず。
実は、寝ている間に約20回寝返りを打つことをご存じでしょうか?
体勢を変えるたびに髪の毛は枕やシーツと摩擦が起こり、絡みやすくなります。
だからこそ寝る前の習慣を見直すと髪質の改善に近づけるのです。
この記事では寝る時のヘアケアについて紹介するので、今夜から実践してみてください。
ツヤツヤの髪で朝を迎え、自信を持って新しい日をスタートしましょう。
髪を完全に乾かす
「ドライヤーは暑くて嫌」「早く眠りたいから」といった理由で、髪が湿ったまま布団に入っていませんか?
髪は濡れていると、キューティクル(髪の表面を覆う鱗片状の部分)が開いてダメージを受けやすくなっています。
その状態で枕やタオルに長時間押し付けていれば、ダメージが進んで翌朝の寝癖や、髪の乾燥・枝毛や切れ毛の原因になる可能性があります。
また、髪が濡れた状態で長時間放置するのもダメージの原因になります。
そのためお風呂上がりはすぐにタオルドライをして、できるだけ早くドライヤーで乾かしましょう。
特にロングヘアの人は時間がかかってめんどくさいと思うかもしれませんが、根元から毛先までしっかりと乾かしてくださいね。
寝る前にブラッシングする
お風呂上がりに髪を整えても、寝るまでに時間が空くとどうしても毛流れが乱れます。
そのまま寝ると変な形のまま乾いてしまい、翌朝ハネてしまうかもしれません。
寝る前に髪をといておくとまっすぐな髪をキープできる上に、寝具との擦れによるもつれを防げます。
さらに、ブラッシングは頭皮の血行を促進する効果もあります。
程よい刺激を与えることで頭皮の健康を維持し、抜け毛や脱毛の対策にもつながります。
根元から毛先に向かって、優しくとかすのがポイント。
歯を磨くのと同じように寝る前のブラッシングを習慣にすれば、憧れのサラツヤ髪に近づけますよ。
ゆるく結ぶ
睡眠中は、髪が長時間にわたり枕に触れています。
頭を動かすたびに髪と枕の間で摩擦が生じ、髪が傷みやすい状態なんです。
特にロングヘアの人は長さがある分、寝具と擦れたり、髪同士が絡まったりしてしまいます。
そこで寝る前に髪をゆるく結んでおいて、髪と寝具の摩擦を減らしましょう。
髪をまとめるだけで髪が枕に触れる面積を減らせる上に、寝癖がつきにくいので朝のスタイリングも楽になりますよ。
ロングヘアの人は、お団子ヘアを頭の上でふんわりと作るのがおすすめです。
髪がそこまで長くない場合は、両耳の下で2つに分けてゆるくツインテールにするといいでしょう。
翌朝に結び目のあとがつく場合は少しきついので、やわらかいシュシュを使ってみてくださいね。
ナイトキャップをかぶる
ナイトキャップは寝ている間に髪を保護する帽子です。
特に、シルク素材のナイトキャップは美容を気にする女性の間で高く評価されているので、気になっている人もいるのではないでしょうか?
シルクはその滑らかな質感で知られ、髪が寝具に触れることで起こる摩擦を抑えられます。
また、髪のうるおいを保持し、水分を逃がさない特性を持っています。
ナイトキャップをかぶればダメージを軽減し、髪の水分が保たれ、ツヤツヤサラサラとした髪に近づけるのです。
「寝ている間にかぶるだけ」と手軽なヘアケアなので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
洗い流さないトリートメントを塗る
洗い流さないトリートメント(アウトバストリートメント)は髪に水分や油分を補給して、睡眠時のダメージを防ぎます。
洗い流さないトリートメントには主に4つの種類があります。
髪質や目的に合わせて選びましょう。
オイルタイプ
オイルタイプのトリートメントは油分が多く含まれ、髪の水分を保持します。
特に毛先がパサついて見えてしまう方、ヘアアイロンをよく使う方に適しています。
ミルクタイプ
ミルクタイプのトリートメントはオイルタイプよりも軽やかな仕上がり。
「オイルタイプのベタつきは苦手だけど、乾燥やダメージが気になる」という方におすすめです。
クリームタイプ
クリームタイプのトリートメントは保湿成分に加えて補修成分を配合しているものが多いです。
髪に栄養を与え、髪の毛をコーティングしてくれるので、寝ている間のダメージを減らせます。
硬い髪質やパーマ・カラーリングで痛んだ髪もうるおいのある髪へと近づけます。
ミストタイプ
ミストタイプのトリートメントはさらっとした質感が特徴です。
シュッと吹き付けるだけと手軽なのですが、髪の毛を保護する働きは少し弱め。
ベタつきや重さのあるトリートメントが苦手な方、細くて柔らかい髪質の方に向いています。
まとめ
寝返りを打つと髪の毛にダメージを与えてしまいますし、絡まり・寝癖の原因にもなります。
だからと言って「睡眠中、体を動かさない!」なんてことは現実的ではありませんよね。
寝る前の習慣を見直すと、ダメージ軽減できますよ。
- 髪を完全に乾かす
- 寝る前にブラッシングする
- ゆるく結ぶ
- ナイトキャップをかぶる
- 洗い流さないトリートメントを塗る
こういった習慣を継続すると、朝起きた時にもサラサラでツヤのある髪に近づけるはずです。