子育てに挑戦しているママやパパの悩みで圧倒的に多いのが、
「仕事との両立が難しい」
ということです。
この記事を見ている方の中にも、同じような悩みを抱えている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、子育てと仕事を上手に両立するためのコツについて、詳しく解説していきます。
共働きで子育てをするメリット、デメリット
子育てと仕事を両立させるコツを紹介する前に、まずは共働きで子育てをするメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
メリット
共働きで子育てをすることによって、経済的な余裕が生まれやすくなります。
子育てにはたくさんのお金がかかりますし、急な出費が発生してしまうこともあります。
夫婦二人で力を合わせてお金を稼ぐことによって、万が一の事態が起こってもすぐに対応できるようになるのです。
デメリット
小さな子どもには、ママやパパの存在がかなり重要です。
二人とも働きに出てしまうと、留守番をすることが多くなったり、一人で遊ぶことが多くなったりしますので、寂しい思いをさせてしまいやすくなります。
また、共働きで子育てをすると、経済的には余裕が出ますが、パパやママの精神的な余裕がなくなってしまいます。
仕事でストレスが溜まり、精神的な余裕がなくなると、
「仕事で疲れているの!」
「少しだけ休ませて!」
というように、子どもとのコミュニケーションをないがしろにしてしまう可能性が高くなるのです。
子育てと仕事の両立で悩みがちなポイント
では次に、子育てと仕事の両立で悩みがちなポイントをいくつか紹介していきます。
どちらかの負担が大きくなりすぎている
共働きで子育てを行う場合、どちらかの負担が大きくなってしまうことがあります。
特に負担が大きくなりやすいのは、ママです。
中には、
「私だって仕事をしているのに、なんで家事や育児を全部やらなきゃいけないの?」
という不満を抱えている方もいるでしょう。
このような不満が積もりに積もってしまうと、大げんかに発展してしまい、夫婦仲が悪くなるだけでなく、子どもの成長にも悪影響を及ぼしてしまいます。
仕事を休まなければならないことが多い
仕事を休まなければならないことが多いというのも、共働きのママやパパが抱えがちな悩みです。
小さな子どもは免疫力が低く、風邪をひきやすいです。
ただ、子どもは自分でご飯を作ったり、薬を飲んだりということができませんので、パパやママが面倒を見てあげる必要があります。
子どものために仕事を休むというのは全く悪いことではありませんし、優先順位で言えば子どもの方が上です。
とはいえ、頻繁に会社を休んでいると、仕事仲間から文句を言われたり、嫌みを言われたりする可能性が高くなり、精神的に疲れてしまうのです。
自分の時間がない
仕事と子育てを両立しようと思うと、自分の時間がほとんど取れなくなります。
日中は仕事をしなければなりませんし、帰宅後は子どものお世話や家事を行わなければなりません。
独身の頃や子どもがいなかった頃のように、
・スマホを見る
・テレビを見ながらのんびりする
というようなことができなくなり、精神的に追い詰められてしまう可能性が高くなるのです。
夫婦の時間が取れない
仕事と子育てを両立しようと思った場合、自分の時間だけでなく、夫婦の時間も取れなくなります。
夫婦で雑談をしたり、一緒にお酒を飲んだりということができなくなり、場合によってはほとんど顔を合わさない日が増えてしまうこともあるのです。
こうなってしまうと、ちょっとしたことですれ違ったり、喧嘩になってしまったりする可能性が高く、不満が蓄積しやすくなります。
ただ、パパやママが喧嘩をしたり、不穏な空気を発していると、子どもは気を使うようになります。
この状態が続くと、他人の顔色を窺ったり、気を使うのが癖になってしまったりしますので注意が必要です。
子育てと家事を上手に両立するためのコツは?
では次に、子育てと家事を上手に両立するためのコツについて、詳しく解説していきます。
家事を分担する
子育てと家事を両立するためには、家事を分担する必要があります。
お互いに仕事をしているわけですから、家事をどちらか一方が負担するというのはおかしな話です。
お互いの負担を軽減し、助け合いながら仕事と育児を進めていくためにも、
・料理→ママ
・洗濯→ママ
・洗い物→パパ
・お風呂掃除→パパ
というように、二人で話し合って分担していきましょう。
働き方を工夫する
安定した給料を得たいと考えているのであれば、正社員として働くのがおすすめです。
ただ、正社員になると拘束時間が長くなり、自由に時間を使えなくなってしまいます。
パパとママがどちらも正社員になると、子どもを一人にしたり、家族に預けたりする時間が増え、寂しい思いをさせてしまう可能性が高くなるのです。
このようなことを防ぐためには、どちらかが非正規雇用として働き、時間を柔軟に使えるようにしておく必要があります。
例えば、パパが正社員として朝から夜まで働き、ママがパートで午前中だけ働くというような形にすれば、子どもとの時間もしっかりと確保できますし、万が一子どもが体調不良になっても、すぐに駆け付けられるようになるのです。
優先順位を意識する
子育てと家事をバランスよく両立するというのはかなり難しく、ほとんどの場合はどちらかに傾いてしまいます。
ただ、仕事と子育てであれば、100%子育ての方が大切ですので、優先順位を明確にしたうえで行動する必要があります。
例えば、仕事中に子どもが熱を出してしまったという連絡が入った場合、すぐにでも仕事を切り上げて子どもの元に駆け付けることが大切です。
ここで仕事を優先してしまうと、子どもからの信頼を失う可能性が高くなりますので注意しましょう。
仕事の代わりはいくらでもいますが、ママやパパの代わりはいません。
共働きで子育てをする場合は、常に優先順位を意識して行動するようにしましょう。
夫婦の時間を作る
子育てと家事を両立するためには、夫婦の時間を作ることが大切です。
1時間でも2時間でも夫婦の時間を作ることによって、
・悩み相談
・お互いが不満に思っていること
・感謝の気持ち
などを伝えられるようになりますので、関係の悪化を防げるようになります。
上手に手を抜く
子育てと仕事を両立するためには、上手に手を抜くことが大切です。
ママやパパの体は1つしかありませんので、
・仕事
・育児
・家事
などを全て完ぺきにこなすというのはほぼ不可能です。
中には完璧主義の方もいると思いますが、共働きによる子育てに完璧主義を求めてしまうと、自分が壊れてしまいます。
そのため、手を抜ける所を見つけて、上手にサボりながら体力を温存しておくようにしましょう。
家族に協力を求める
共働きで子育てをする場合、パパやママだけでは生活が回らなくなってしまうこともあります。
そんな時は、
・両親
・親戚
・兄弟
などに助けを求めましょう。
中には、
「誰かの力を借りるのは嫌だ」
というこだわりを持っている方もいると思いますが、これは単なる親のエゴです。
子どもの寂しいという気持ちを少しでも軽減してあげたいと考えているのであれば、変なプライドや意地を持たず、誰かに協力を求めましょう。
健康を意識する
子育てと家事を両立させるためには、健康を意識することが大切です。
忙しい毎日のせいでパパやママが身体を壊してしまうと、子どもにも迷惑をかけることになりますし、家族全体の生活リズムが狂ってしまいます。
そのため、
・栄養バランスのとれた食事
・質の高い睡眠
・適度な運動
を心掛け、自分のためにも子どものためにも、健康的な体を維持していきましょう。
まとめ
共働きで子育てをすることによって、いくつかのメリットを得られるようになります。
ただ、子育てと仕事を両立するというのはかなり難しく、多くのパパやママが頭を抱えています。
この記事を見ている方の中で、
「子どもに寂しい思いをさせずに仕事を続けていくにはどうすればいいの?」
「このまま行ったら体力が持たない」
と悩んでいる方がいるのであれば、今回紹介したことを参考にしつつ、夫婦で助け合いながら仕事と家事のバランスを取っていきましょう。