スキンケアって手間もお金もかかりますよね。
毎日のルーチンで肌に何を塗るか、どの順番で塗るか、とにかく悩むポイントが多い！
そんな中、スキンケア製品を使わず、肌本来の力で美肌を目指す「肌断食」という美容法が話題になっています。
ラクして美肌になれそうな方法ですが、実際には一長一短があるのです。
この記事では、肌断食はどんな効果が期待できるのか？それともリスクのほうが高いのか？詳しく解説します。
肌断食を試してみる価値があるのか、参考にしてみてください。
肌断食に期待できる効果
良かれと思って使っているスキンケアアイテム、実は肌にとって強い刺激になっているかもしれません。
そこで肌断食はスキンケアを一時的にストップさせることで肌のバリア機能を回復させ、健康的な肌へとアプローチしていきます。
どんな効果が期待できるのか、具体的に見ていきましょう。
乾燥肌が改善される
乾燥肌の人は化粧水や乳液などのスキンケア製品を多用しがちですが、肌にとっては異物です。
界面活性剤や防腐剤・香料など肌に刺激を与える成分が含まれている場合が多く、乾燥肌を余計悪化させている可能性も考えられます。
肌断食は、こういった「異物」を排除することで、肌がもともと持っているバリア機能を高めようとするものです。
つまり、肌本来の力を回復させて、乾燥からくる肌トラブルを自然治癒させるのです。
肌が自らの力で水分と油分のバランスを保てるようになると、乾燥肌も次第に改善されていきます。
毛穴が目立たなくなる
よく行われる毛穴ケアとして、毛穴パックや洗浄力の強いクレンジングがありますよね。
一時的に毛穴がきれいになったように見えますが、肌の油分と水分のバランスを乱し、結局は皮脂の分泌が過剰になってしまうケースがほとんど。
このような状態が続くと毛穴はさらに開き、目立ってしまうのです。
肌断食によって強すぎる刺激を減らすことで、肌本来のターンオーバーが正常化します。
ターンオーバーが通常の周期（約28日）に戻れば、毛穴の開きも本来の形に戻る傾向があります。
毛穴の中に詰まった角柱が自然と押し出され、毛穴の黒ずみや目立ちが改善される可能性が高まるのです。
ニキビやテカリが減る
毎日のスキンケア、本当に自分の肌に合っていますか？
自分の肌に合わないスキンケア製品を使っていると、皮脂を必要以上に落としてしまったり、保湿成分が不足して乾燥を引き起こしてしまったり。
肌本来のバランスを崩し、ニキビやテカリ・ベタつきの原因となることもあります。
肌断食のメリットとして、皮脂分泌が正常に戻ることが期待されます。
肌が自らの力で水分と油分のバランスを整えられるようになると、皮脂の過剰な分泌や乾燥など肌トラブルが減るでしょう。
肌断食の考えられるデメリット
肌断食には多くのメリットが語られることが多いですが、デメリットも無視できません。
効果は人それぞれであり、肌状態が今より悪くなるケースも考えられるのです。
肌断食を始める前にネガティブな面も知っておきましょう。
毛穴の角栓・黒ずみが余計目立つ
洗顔やクレンジングは皮脂汚れや古い角質を取り除く役割を果たします。
肌断食をしていると、このような基本的なスキンケアが省かれるため、角栓や毛穴の黒ずみが目立つようになるかもしれません。
加えて、皮脂や汚れが溜まって、肌のバリア機能が低下する危険性も考えられます。
乾燥や紫外線によるダメージを受けやすくなり、肌トラブルがさらに悪化することもあります。
乾燥・炎症を引き起こす
乾燥肌や敏感肌の方、アトピーなどの皮膚疾患を持っている方は要注意！
肌断食のせいで皮脂や水分のバランスが崩れ、皮がめくれたり、肌荒れ・かゆみ・炎症が発生したりするかもしれません。
このような状態が4〜5日続く場合、肌断食を続けると肌にとって逆効果となる可能性が高いです。
肌断食はいったんストップして皮膚科医に相談することをおすすめします。
シミ・シワ・そばかすが増える
私たちの肌は常に外部からの刺激に晒されています。
特に紫外線はシミ・シワ・そばかすの主な原因であり、長時間紫外線にさらされると肌の老化が加速します。
肌断食として日焼け止めを塗らないと、紫外線によるダメージが肌に直接影響を与えます。
その結果、シミやシワが増える可能性が高くなってしまうのです。
加えて、肌のバリア機能も低下する可能性があるため、外部からの刺激に対する肌の抵抗力が弱まるかもしれません。
まとめ
今回はスキンケアをあえて毎日しない「肌断食」について、効果とデメリットを紹介しました。
スキンケアアイテムを使わないことで肌に自然な力を取り戻させる効果が期待できる一方で、乾燥や炎症を引き起こすリスクも潜んでいます。
また、紫外線対策ができなくなるので、シミやシワも気になるところ。
もし肌断食を始めるなら、自分の肌としっかり「対話」しながら、自分に合ったケアなのかを常にチェックしてくださいね。
