妊娠すると疲れやすくなるって本当?疲れを感じた場合の対処法5選!

妊娠後は、体に様々な変化が現れます。

特に多いのが、

「何もしていないのに疲れる」

「しっかり寝たはずなのに眠い」

というような疲労感を感じるケースです。

そこでこの記事では、妊娠をするとなぜ疲れやすくなるのか、疲れを感じた場合の対処法とは何なのかということについて、詳しく解説していきます。

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妊娠すると疲れやすくなる理由は?

では早速、妊娠すると疲れやすくなる理由について詳しく解説していきます。

ホルモンバランスの変化

妊娠をすると、プロゲステロンというホルモンが多く分泌されるようになります。

プロゲステロンというのは、

・子宮内膜の形成
・乳腺の発達

などのサポートをする役割があります。

一方で、疲れやすさを感じさせるという働きもあり、

・疲労感
・基礎体温の上昇
・消化不良
・眠気

などの症状を感じることもあるのです。

体への負担が大きくなるから

妊娠をすると、少しずつお腹が大きくなります。

これも、妊娠中に疲労を感じやすくなる原因です。

お腹が大きくなれば、その分身動きも取りにくくなりますし、体を支えるのも大変になります。

また、大きくなった子宮が肺などを圧迫してしまうことにより、息切れや疲労を感じやすくなるのです。

精神的なプレッシャーや不安を感じやすくなるから

妊娠をすると、漠然とした不安やプレッシャーを感じやすくなります。

「本当に自分が母親になることなんてできるのだろうか」

「子どもが非行に走ったらどうしよう」

「大変な子育てをやり遂げることができるのだろうか」

など、様々なことが頭の中を駆け巡るようになりますので、しっかりと休息を取れなくなるケースもあります。

精神的なストレスというのは、思っている以上に体に負担をかけていますので、疲労を感じやすくなるのです。

体調不良を起こしやすくなるから

妊娠中は、赤ちゃんにも栄養が送られていますので、貧血状態になってしまう方も多いです。

貧血が起こると、

・だるさ
・倦怠感
・ふらつき
・頭痛
・めまい

などを感じるようになります。

こう聞くと、

「それなら貧血予防のためにたくさん食べればいい」

と考える方もいると思いますが、妊娠中はつわりという症状も出てきますので、思うように食べられない状態になってしまうこともあるのです。

貧血の症状を放置してしまうと、転倒などのリスクが高くなりますので、できるだけ早くかかりつけ医に相談しましょう。

妊娠中の疲れを我慢するとどうなる?

では次に、妊娠中の疲れを我慢してしまうとどうなるのか、ということについて詳しく解説していきます。

体調が余計に悪化する

妊娠中の疲れを我慢してしまうと、体調が余計に悪化します。

ある程度疲労感に慣れてくると、

「これはどうすることもできない」

「しょうがない」

と、諦めてしまう方もいるのですが、疲れを感じた状態で家事をしたり、仕事をしたりしてしまうと、疲労が原因で体調不良に陥ってしまうことがあります。

こうなってしまうと、ママ自身の体にも悪影響が出るのですが、赤ちゃんにも悪影響が及んでしまうこともあります。

赤ちゃんに悪影響が出てしまった場合、取り返しのつかない事態になることもありますので、疲れを感じた場合は絶対に無理をしないようにしてください。

ケガや事故などのリスクが高くなる

先ほども解説したように、疲れを感じた状態を放置してしまうと、ケガや事故などのリスクが高くなります。

例えば、疲れを感じた状態で電車などに乗れば、転倒のリスクなどが高くなります。

また、疲れを感じている状態で道を歩いてしまうと、油断したすきに車や自転車などと衝突してしまう可能性も高いです。

こうなってしまうと、ママの体だけではなく、赤ちゃんにも悪影響が及ぶ可能性が高くなりますので注意しましょう。

妊娠中に疲れを感じた場合の正しい対処法

では次に、妊娠中に疲れを感じた場合の正しい対処法について、詳しく解説していきます。

これから紹介することは、ママ自身の体を守るためだけでなく、赤ちゃんの健康を守ることにも繋がっていきますので、最後までしっかりとチェックしてみてください。

こまめに休む

妊娠中に疲労を感じたら、こまめに休むようにしましょう。

妊娠前と比べると、明らかに疲れを感じやすくなっていて、場合によっては30分に一度、1時間に一度の休憩を挟まなければならなくなることもあります。

仕事をしている方や、やるべき家事がある方の中には、

「なんとしてでもやり遂げなければ」

と考えてしまう方もいるのですが、妊娠中に最も優先すべきなのは赤ちゃんです。

それ以外のことは二の次、三の次でいいのです。

とにかく自分の体や赤ちゃんの健康を第一に考え、大げさなくらいに休憩を取るようにしましょう。

生活習慣を見直す

妊娠中は、体内の血液が失われやすく、貧血状態になりやすいです。

病院で薬をもらって対処するというのも1つの方法ですが、貧血の症状を軽減するためには、日々の生活習慣が大切になってきます。

毎日の食事の中で「鉄分」を意識することで、貧血を予防できるでしょう。

肉や魚などに含まれる動物性たんぱく質は比較的吸収力が高いと言われていますので、食事の中に取り入れてみてください。

他にも、

・緑黄色野菜
・大豆製品

などにも鉄分が含まれていますので、バランスの取れた食事を心がけましょう。

とはいえ、貧血とつわりが同時に襲ってきている場合は、満足に食事を摂ることができません。

そんな時は無理をせず、鉄分が多く含まれたドリンクやサプリなどを上手に活用してみることもおすすめです。

無理な運動、仕事はしない

妊娠中は、何もしなくても疲れを感じやすいです。

無理な運動や体力を使う仕事などをしてしまうと、余計に疲労感が強くなります。

妊娠中は、とにかく体を安静にすることが求められますので、無理な運動はもちろんのこと、体力を使う仕事についても避けた方が良いでしょう。

適度な運動をする

妊娠中は、絶対に無理な運動をしてはいけません。

かといって、全く運動しないのも考え物です。

全く運動をしないと、余計に体調が悪くなってしまったり、体重が増えてしまったりというデメリットが生じてしまいます。

このようなことを防ぐためにも、適度な運動を続けていくようにしましょう。

例えば、

・短時間の散歩
・簡単なストレッチ

などです。

少しでも体を動かすことにより、ストレスの軽減にも繋がっていきますので、一石二鳥となります。

家事はサボっても良い

先ほども解説しましたが、妊娠中に最も優先すべきなのは、自分の体と赤ちゃんの健康であり、

・家を綺麗に保つコツ
・旦那さんに美味しいご飯を作ること

を最優先にする必要はありません。

責任感が強い方の中には、

「頑張って家事をこなさなきゃ」

と考えてしまう方もいるのですが、一切やらなくても問題ありません。

無理をして家事をこなし、赤ちゃんに万が一のことがあったら、悔やんでも悔やみきれなくなります。

家事については二の次、三の次で良いので、体調が良い時に無理をしない程度に行うようにしましょう。

まとめ

妊娠をすると、体に様々な変化が起こりますので、妊娠前と比べると疲れやすくなります。

妊娠と疲れというのは、もはや1セットであり、避けては通れない道です。

妊娠中の方や、妊娠中の疲れに悩んでいる方は、疲れをなくす方法を調べるのではなく、疲れと上手に向き合う方法を模索していくことが大切です。

疲れを放置したり、無理をして体を動かしてしまったりすると、転倒や事故などのリスクが高まり、母子ともに危険な状態になることもありますので、決して無理をしないようにしましょう。

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