妊娠できずに悩んでいる女性はたくさんいます。
中には、強い罪悪感や虚無感を抱えてしまっている方もいるでしょう。
そこでこの記事では、妊娠しにくくなるケースと、妊娠をしやすい体を作るためのコツについて、詳しく解説していきます。
自分に対する自信がなくなってしまっている方、強い焦りを覚えている方は是非最後までチェックしてみてください。
妊娠できないのは女性だけの問題ではない
はじめにお伝えしておきますが、妊娠できないというのは女性だけの問題ではありません。
一昔前は、
・不妊=女性が原因
という風潮が一般的でしたが、男性が原因で不妊に陥っている夫婦もたくさんいるのです。
この記事を見ている女性の中には、
「自分のせいだ」
と感じてしまっている方もいると思いますが、決してそういうわけではありませんので、あまりに思いつめないようにしましょう。
【男女共通】妊娠しにくくなるケースとは?
では次に、妊娠しにくくなるケースについて詳しく見ていきましょう。
生活習慣が乱れている
近年では、女性の社会進出なども多くなっていて、男女ともに生活リズムが崩れやすいです。
ただ、規則正しい生活を送れていないと、食事の時間がバラバラになったり、睡眠時間が不足していたりという状態に陥ります。
このような状態では、赤ちゃんを安心して迎えることができないため、結果として妊娠しにくくなってしまうのです。
また、睡眠時間が少なくなってしまったり、睡眠の質が悪かったりすると、
・生殖器の若返り効果
・卵子や卵巣の機能維持効果
などを持つ「メラトニン」という物質の分泌量が減ってしまうため、不妊に繋がりやすくなります。
お酒とたばこを辞められない
言うまでもありませんが、お酒とたばこも妊娠できない原因になります。
特にタバコは、卵巣や子宮への血流を悪くする原因になりますし、男性で言えば精子の活動量減少に繋がります。
お酒やたばこなどの嗜好品を辞めるというのは決して簡単ではありませんが、
「赤ちゃんを迎えたい」
「妊娠したい」
という気持ちを持っているのであれば、覚悟を決めてきっぱりやめるようにしましょう。
体を温める癖がついていない
体を冷やすことが当たり前になっている場合も、妊娠しにくくなります。
特に夏場は、どこに行っても冷房が効いている状態ですので、体が冷えやすいです。
体の冷えというのは、子宮や卵巣の機能低下に繋がってしまいます。
また、冷えによってホルモンバランスが乱れ、排卵が上手くいかなくなるケースもあるのです。
妊活中は、男女ともに体を冷やさない努力をしていきましょう。
ストレスが溜まっている
「ストレスは不妊の原因にならない」
と思っている方も多いですが、これは大間違いです。
ストレスを抱えてしまうと、精子の数が少なくなったり、卵巣や子宮の働きが弱くなったりします。
ストレスを完全に無くすというのは難しいかもしれませんが、適度に発散して、できるだけストレスフリーの生活を心がけることが大切です。
排卵日を意識していない
妊娠をするためには、排卵日を意識する必要があります。
中には、
「排卵日当日が効果的」
と考えている方もいますが、排卵日の前日あるいは前々日に性交を持った方が効果が出やすいと言われています。
もちろん個人差はありますし、その時のタイミングによって妊娠するかしないかが決まりますので、一概に断言することはできません。
ただ、やみくも且つ義務的に性交するよりも、排卵日を狙った方が妊娠確率が高くなりますので、意識してみると良いでしょう。
妊娠に支障が出やすい症状がある
子宮や排卵の異常、精子の数や活動量の異常などがある場合は、妊娠しにくくなります。
仮に妊娠できたとしても、胎児に何らかの異常が起こってしまう可能性がありますので、まずは男女ともに健康的な体作りを意識しておくことが大切です。
中々妊娠できずに悩んでいる方は、一度夫婦で不妊検査を受けてみると良いでしょう。
妊娠をしやすい体作りのコツは?
では次に、妊娠をしやすい体作りのコツについて、詳しく解説していきます。
妊娠しにくい原因をできるだけ早く突き止める
妊娠しやすい体を作るためには、妊娠しにくくなっている原因をできるだけ早く突き止めることが大切です。
妊娠できない原因を探るのは決して簡単ではなく、妻に問題がある場合もありますし、夫に問題がある場合もあります。
また、夫婦ともに問題を抱えているケースもありますので、先ほど紹介した原因をしっかりと確認しながら、思い当たる節がないかどうかをチェックしてみてください。
中には、
「思い当たる節がたくさんある」
という方もいると思います。
生活リズムを整えたり、タバコやお酒などの嗜好品を絶つというのは簡単ではありませんが、妊娠をするためには重要な事と言えますので、覚悟を決めて妊娠しやすい体作りをするために努力していきましょう。
適度に運動をする
妊娠しやすい体を作るためには、適度に運動をすることが大切です。
運動をすることで、
・代謝向上
・ストレスの発散
などの効果を得られますので、妊娠しやすい健康な状態を維持しやすくなります。
近年では、在宅ワークなども増えていて、全く運動しないという方も多いです。
これでは妊娠しやすい体を作り、それを維持することができなくなってしまいますので、時間を見つけて体を動かしてみると良いでしょう。
医師に相談する
妊娠ができずに悩んでいる方や、妊娠しやすい体作りを意識しているのに妊娠できない方は、一度医師に相談してみることが大切です。
場合によっては、生活習慣や運動習慣などではなく、卵巣や子宮、精子や精巣などの異常が原因で不妊になってしまっていることもあります。
このような異常を自分たちで発見するというのは、限りなく不可能に近いと言えますので、早い段階で病院を受診しましょう。
この時に注意すべきなのは、夫婦揃って受診するということです。
先ほども解説したように、不妊の原因が女性とは限らず、男性が原因で不妊になってしまっていることもあります。
妊娠できない原因を正しく突き止めて、効率よく改善していくためにも、夫婦同時に検査してもらいましょう。
深く考えすぎない
妊娠できずに悩んでいる女性の中には、
「適齢期を過ぎたから早く妊娠しなきゃ」
と焦ってしまう方もいます。
このような気持ちを持つ気持ちもよくわかるのですが、焦りやプレッシャーというのはストレスに直結します。
先ほども解説したように、ストレスというのは妊娠の大敵になりますので、焦れば焦るほど妊娠しにくい体になると言えます。
妊娠できずに悩んでいる方に対して、
「気にしない方がいい」
とは口が裂けても言えませんが、できるだけ深く考えないようにして、自分たちのペースでじっくり妊活を進めていきましょう。
まとめ
妊娠ができずに悩んでいたり、焦っていたりする方はたくさんいると思いますが、不妊というのは女性だけの問題ではありませんし、タイミングの問題でもありますので、罪悪感や虚無感を抱える必要はありません。
ただ、妊娠しにくくなる原因を自分たちで作ってしまっている場合もありますので、悪い生活習慣や嗜好品などを断ち切って、妊娠しやすい体作りを意識していきましょう。
妊娠というのは、そもそも確率が低いことであり、奇跡に近い現象です。
中々妊娠ができず、焦ってしまう気持ちもよくわかりますが、考えすぎはストレスの原因になり、ストレスは妊娠の大敵です。
深く考え込んだり、自分を責めたりするのではなく、夫婦のペースでじっくりと妊活を進めていきましょう。