妊娠中は体に様々な変化が訪れますので、これまで通り家事をこなせなくなる方も多いです。
責任感の強い新米ママの中には、
「家事もできないなんて、自分はダメだ・・・」
と自己嫌悪に陥ってしまう方もいます。
そこでこの記事では、妊娠中の家事に対する考え方や、家事ができない時の上手な対処法について詳しく解説していきます。
・妊娠中は以前のように家事ができなくなることもある
冒頭でも解説したように、妊娠中は体に様々な変化が起こりますので、以前のように家事ができなくなることもあります。
ただ、これは妊娠中の方全員に言えることであり、
「自分だけ・・・」
と感じる必要は一切ありません。
あまりにも深く考えすぎてしまい、家事ができない自分を過度に攻めてしまうと、メンタルに異常が出てしまうこともありますので注意が必要です。
・妊娠中に無理して家事を行ってはいけない理由
妊娠中は自分の体や赤ちゃんのことが最優先ですので、体調が優れない時やメンタルが正常でない時は無理をして家事を行っていけません。
以下、妊娠中に無理をして家事を行ってはいけない理由について、詳しく解説していきます。
・・ストレスが溜まる
妊娠中に無理をして家事を行うと、当然ストレスが溜まります。
体調がすぐれない時や、メンタルを正常に保てていない時に家事を行うと、ちょっとしたことでイライラしたり、意味も分からず涙が出たりと、普段では絶対にありえない症状が出てしまうこともあるのです。
ストレスというのは妊婦さんの天敵ですので、ママにとっても赤ちゃんにとってもデメリットが大きいと言えます。
・・転倒や尻もちのリスクが高くなる
妊娠をすると徐々にお腹が大きくなってきますから、これまで通り自由に動き回れなくなることもあります。
無理をして家事を行うと、ちょっとした拍子に躓いてしまったり、しりもちをついてしまったりする可能性が高くなります。
妊娠をしていない状態であればそこまで気にすることではないかもしれませんが、妊娠中は赤ちゃんが自分のお腹にいますので、強い衝撃が加わると赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまうことがあるのです。
これも、妊娠中に無理をして家事を行ってはいけない理由の1つです。
・・旦那が勘違いをしてしまう
妊娠中に無理をして家事をしてしまうと、旦那さんに、
「妊娠中でも普通に動けるんだな」
と勘違いされやすくなります。
男性は女性の体の事や、妊娠中に起こる体の変化を理解できませんので、無理をして家事を行っていたとしても、
「大丈夫そうだね」
と言われやすくなるのです。
そうなると、旦那が家事を手伝ってくれなくなったり、自分のことをあまり心配してくれなくなったりしますので注意しましょう。
・妊娠による体の変化で家事ができない場合の対処法
では次に、妊娠による体の変化で家事ができない場合の対処法について詳しく解説していきます。
・・体調が良い日にまとめて行う
妊娠中は体に様々な変化が起こりますが、毎日体調が悪いというわけではありません。
もちろん妊娠初期などはホルモンバランスが変わることなどから、数日間体調不良が続く日もあります。
ただ、安定期に入ると少しずつ症状が緩和することもあり、普通に動ける日も出てくるはずです。
そのような日にまとめて家事を行ってしまいましょう。
そうすることで、体調不良の日はゆっくりと体を休めることができますし、自己嫌悪に陥ることも少なくなります。
・・適度にさぼる
妊娠中は家の事や旦那の事ではなく、自分のことを最優先にすべきです。
仮に体調がすぐれず、家事が行えない日は適度にさぼってしまいましょう。
お腹の中で1つの命を育てている偉大なお母さんに、
「なんで家事をしないんだ!」
「無理をしてでも家事をしろ!」
なんていう旦那さんはいないはずです。
少しでも気が乗らない時、体調が優れない時は、旦那さんや家族にしっかりと説明して、その日だけはさぼってしまいましょう。
・・家事代行の活用を検討する
自分で家事ができない場合は、家事代行サービスの活用を検討してみましょう。
家事代行サービスというのは、その名の通り洗い物や洗濯物、掃除などの家事を代行してくれるサービスのことです。
利用する場合は多少費用がかかりますが、自分の負担を大幅に軽減できますし、やらなければならない家事を終わらせることができますので、精神的な不安やプレッシャーなども軽減できるでしょう。
こう聞くと、
「家事代行サービスを利用するお金がない」
と考える方もいると思いますが、何も毎日利用する必要はありません。
自分の体が動くときには自分で家事を行い、どうしても家事ができない時にスポットで家事代行サービスを利用すればいいのです。
・・旦那や家族に協力を求める
妊娠中は、旦那さんや家族に自分の状況を説明して、協力してもらうことが大切です。
先ほども解説したように、旦那さんは女性の体の事や妊娠の大変さを理解することができません。
妊婦さんの辛さや大変さは、妊婦さんにしかわからないのです。
中には、
「言わなくてもわかってよ」
と思う方がいるかもしれませんが、はっきりと状況を伝えて、協力をお願いしなければ自分の気持ちが伝わらないこともあります。
そんな時は、
「今こういう状態で辛いから、家事を手伝ってくれない?」
「今日体調が良くなくて洗い物ができないから、明日やるね」
と伝えてみてください。
・女性の鑑!妊娠中でも家事を頑張るママに伝えたい事
最後に、妊娠中でも家事を頑張るママに伝えたい4つのことについて、詳しく見ていきましょう。
・・最も優先すべきなのは赤ちゃん
妊娠中、最も優先すべきなのは旦那でも、家の事でもありません。
最も優先すべきなのは、自分のお腹にいて、ママと会えるのを心待ちにしている赤ちゃんです。
赤ちゃんをお腹の中でスクスク育て、無事に出産をすることがママの使命ですので、はっきり言ってしまえば家事なんか二の次、三の次でいいんです。
どうしても体調が優れない時、気分が乗らない時は無理をしないようにしましょう。
・・次に優先すべきなのは自分
妊娠中に最優先すべきなのは赤ちゃんです。
その次に優先すべきなのは、「自分」です。
一つの命を体内で育てるというのは容易なことではなく、大変さや辛さは本人しかわかりません。
また、妊娠というのは非常に神秘的な事であり、男性がもし妊娠できたとしても、妊娠の大変さに耐えられないと言われています。
そんな責任重大な任務を遂行中なのですから、自分の体もしっかりと気遣ってあげましょう。
・・一人で頑張る必要は一切ない
妊娠するのはママで、赤ちゃんを産むのもママです。
しかし、男性がいなければ妊娠をすることはできません。
中には、妊娠を他人事のように考えている旦那さんもいますが、この考えは間違っています。
つわりで辛い時、貧血で辛い時、体調不良で家事ができない時は、無理して一人で頑張ろうとせず、旦那さんに頼ってみましょう。
・・時短や負担軽減のためにお金を使うのは悪いことではない
先ほど家事代行サービスを紹介しましたが、
「家事ごときでお金を払うのは少し気が引ける」
と考えている方もいるでしょう。
ただ、繰り返しにはなってしまいますが、妊娠中に優先すべきなのは赤ちゃんと自分の体ですから、時短や負担軽減のためにお金を使うのは全く悪いことではありません。
旦那さんとしっかり相談したうえで、使えるサービスはどんどん活用していきましょう。
・まとめ
妊娠中は様々な変化が起こりますので、以前のように家事が行えなくなることもあります。
責任感の強い新米ママの中には、自己嫌悪に陥ってしまったり、自分を責めてしまったりする方もいますが、その必要は一切ありません。
家事ができないという悩みを抱えているのであれば、是非今回紹介したことを参考にしながら、上手に対処していきましょう。
最後に、妊娠中は赤ちゃんと自分が最も大切であり、家事は二の次、三の次でいいのです。
自分を責めたり、自己嫌悪に陥ったりすることなく、元気な赤ちゃんを産むことだけを考えるようにしましょう。