妊娠中はマッサージを受けてもいい?妊婦さんが覚えておくべき注意点

妊娠中は肩が凝ったり、腰が痛くなったり、体のあちこちに不調が出てきますよね。

この記事を見ている方の中には、

「マッサージを受けたい」

と思っている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、妊娠中はマッサージを受けてもいいのか、マッサージを受ける際の注意点はあるのかということについて詳しく解説していきます。

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妊娠中はマッサージを受けてもいいの?

妊娠中でもマッサージを受けることはできます。

ただ、妊娠中は体に様々な変化が起こりますし、体内に1つの命を宿している状態になりますので、細心の注意を払う必要があるのです。

特に、妊娠初期の段階はリスクが非常に高く、無理をしてマッサージを受けてしまうと流産などの危険性が高くなります。

「ちょっとくらいは大丈夫だろう」

という考えでマッサージを受けてしまうと、取り返しのつかない事態になる可能性が高くなりますので注意しなければなりません。

妊娠中にマッサージを受けるメリットは?

では次に、妊娠中にマッサージを受けるメリットについて詳しく見ていきましょう。

症状の緩和に繋がる

妊娠をすると、ホルモンバランスが乱れやすくなり、むくみなどが起こりやすくなります。

また、つわりや貧血などの症状が出ることもあり、身体的にも精神的にも疲弊してしまうでしょう。

マッサージを受けることによって、血流を改善しやすくなりますので、

・むくみ解消
・症状の緩和

などの効果に期待できるようになるのです。

リラックスできる

妊娠中は、精神的にも不安定になりやすいです。

この記事を見ている方の中にも、

・イライラする
・急に涙が出てくる
・不安で眠れない

というような状態に陥ってしまっている方がたくさんいるでしょう。

マッサージを受けることによって、リラックス効果を得られるようになりますので、ストレスの改善やメンタルバランスの維持に繋げやすくなるのです。

赤ちゃんに良い効果が出やすい

ママの身体は非常に敏感ですので、強いストレスを受けてしまうと、

・赤ちゃんに栄養が届きにくくなる
・心拍が減る

というようなトラブルが生じる可能性が高くなります。

マッサージを受けて、心身ともにリラックスできれば、赤ちゃんにも栄養が届きやすくなり、酸素の供給もスムーズに行えるようになりますので、母子ともに健康な状態を維持しやすくなるのです。

妊娠中にマッサージを行う際の注意点

では次に、妊娠中のマッサージを行う際の注意点について詳しく解説していきます。

医師に確認をしておく

マッサージを行う際は、医師にしっかりと確認しておくことが大切です。

先ほども解説したように、妊娠初期はマッサージが推奨されていませんし、体調が不安定な時もマッサージを受けない方が良いと言えます。

中には、

「今日は体調が良いからマッサージを受けても大丈夫だろう」

と勝手に判断してしまう方もいますが、個人で判断するのは非常に危険です。

安定期に入ったとしても、まだまだ油断はできない状態ですので、医師に確認して、注意点などをしっかりと聞いた上で施術を受けるようにしましょう。

・妊娠中でも安心のクリーム

マタニティケアを受けられるサロンを選ぶ

マッサージサロンの中には、妊婦さんで受けられるマタニティケアを行っている所もあります。

おすすめのマッサージクリーム

このようなサロンを選ぶことによって、妊娠していても安心して施術を受けられるようになるのです。

施術をしてくれるエステティシャンも妊娠をしているということを承知の上でマッサージを行ってくれますので、

・お腹を強く押す
・無理な体勢を取らせる

ということも一切ありません。

体調が悪くなったら我慢しない

マッサージをする前は体調が良くても、マッサージの途中で体調が悪くなってしまうこともあります。

そんな時は、我慢せずにすぐ施術を中止してもらいましょう。

中には、

「お金を払っているから」

「申し訳ないから」

という理由で我慢してしまう方もいますが、絶対にダメです。

妊娠中は赤ちゃんの命とママの身体が最優先ですので、少しでも気分が悪くなったり、違和感があったりした場合はエステティシャンに伝えるようにしましょう。

アロマオイルの種類に注意

妊娠中は、アロマオイルマッサージ以外を選ぶようにしましょう。

というのも、アロマオイルの中には、ホルモンの分泌を促し、子宮の収縮を促してしまう成分が含まれていたり、生理を起こさせる働きがある成分が含まれていたりする場合があります。

このような成分は、妊娠中の母体や赤ちゃんには不適切ですので注意が必要です。

中には、妊婦さんでも使えるアロマオイルなどもあるのですが、念のため妊娠中はアロマオイルを使わないマッサージを選ぶようにしましょう。

・妊娠予防におすすめのオイル

うつ伏せやお腹をひねる姿勢は避けるべき

うつ伏せやお腹をひねる姿勢など、お腹や子宮に負担をかける行為は絶対にやめましょう。

エステティシャンに妊娠していることを伝えておけば、このような体勢を指示してくることはありません。

ただ、うっかりうつ伏せになってしまったり、お腹をひねったりしてしまうと赤ちゃんに負担をかけることになりますので注意が必要です。

 

身体にはたくさんのツボがあり、中には子宮に作用するツボなどもありますが、むやみやたらに刺激しないようにしましょう。

自分で気軽に行えるマッサージとは?

この記事を見ている方の中には、

「マッサージは受けたいけど、サロンに行くのはちょっと不安・・・」

という悩みを抱えている方もいるでしょう。

そのような方は、自宅でできるセルフマッサージに挑戦してみてください。

以下、自宅で簡単にできる妊婦さん向けのマッサージ方法について詳しく解説していきます。

股関節のマッサージ

まずは股関節のマッサージです。

やり方は、

1:両足裏を合わせる
2:両ひざを優しく地面に向けて押す(強くやらない)
3:股関節を上下にこする

たったこれだけです。

このマッサージを行うことによって、血流改善にも繋げられますし、股関節の柔軟性も高まります。

また、股関節が柔らかいとお産も比較的楽になりますので、定期的に行うようにしましょう。

足裏マッサージ

足の裏には、たくさんのツボがはりめぐらされています。

足裏をマッサージするだけでも、全身の疲れやだるさ、内臓機能の回復などに期待ができますので、効率よく体調を改善したいと考えている方に最適です。

本格的にマッサージをしたい場合は、どこにどのようなツボがあるのかを調べて、不調を感じている部分を集中的に押していくことがおすすめです。

特にこだわりがない場合は、足裏全体をまんべんなくもみほぐしていきましょう。

肩こり解消マッサージ

肩こりに悩まされている妊婦さんは意外とたくさんいます。

ただ、自分で自分の肩を揉むのは大変ですし、無理やり体を捻ってしまうとお腹への負担が強くなってしまいます。

そんな時は、肩こりに効くツボを押してみましょう。

肩こりに効くツボは、

・肘の付け根
・親指と人差し指の付け根

にありますので、お風呂上りや寝る前に押してみてください。

まとめ

妊娠中にマッサージをすることで、たくさんのメリットを得られます。

ただ、お腹の中に赤ちゃんがいますので、無理な体勢を取ったり、体に影響を及ぼすオイルを使ったりするのはNGです。

ストレスや体の疲れを解消したいと考えている方は、自己判断でマッサージを受けるのではなく、医師に確認を取り、注意点をしっかりと確認したうえで施術を受けるようにしてください。

また、近年ではマタニティケアという、妊婦さん向けのマッサージを行っているサロンもありますので、安心して施術を受けたいと考えている方は、このようなサロンを選んでみると良いでしょう。

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