妊娠後期っていつからなの?妊娠後期に起こりやすいトラブルや注意点とは

妊娠後期になると、お腹もかなり大きくなり、赤ちゃんも子宮の中で元気よく動き出し始めます。

出産のタイミングが刻一刻と迫る妊娠後期ですが、

「そもそも妊娠後期っていつからなの?」

という疑問を抱えているママさんもたくさんいるでしょう。

そこでこの記事では、妊娠後期のタイミングと妊娠後期に起こりやすいトラブルをいくつか紹介していきます。

contents

・妊娠後期っていつからなの?

妊娠後期というのは、妊娠28週から40週までのことを指します。

わかりやすく言えば、妊娠7か月から10か月目を妊娠後期というのです。

妊娠後期になると、お腹の赤ちゃんもある程度大きくなり、臓器の機能もある程度充実してきます。

また、髪の毛や爪などが伸びてくるタイミングでもあり、出産に向けてラストスパートをかける時期です。

・妊娠後期に起こりやすいトラブルは?

出産を間近に控えた妊娠後期でも、ママの体に異変が出ることがあるのです。

では、具体的にどのような異変が起こりやすいのかということについて、詳しく見ていきましょう。

・・貧血

妊娠後期に差し掛かったタイミングで、貧血になりやすくなるママさんも意外とたくさんいます。

妊娠9か月を超えたあたりから貧血に悩まされる方も非常に多く、場合によってはめまいで立ち上がれない日が増えてしまうこともあるのです。

貧血が起こっている時に立ち上がったり、無理に歩こうとしたりすると、倒れてしまうことがあります。

そうなると、お腹の赤ちゃんにも危険が及んでしまいますので、貧血による症状がひどい場合には担当の医師にすぐ相談するようにしてください。

・・頻尿

妊娠後期は、赤ちゃんがある程度大きくなっていますので、それに伴ってママのお腹も大きくなります。

お腹が大きくなると、暴行が圧迫されますので、頻尿や尿漏れなどが起こりやすくなります。

中には、トイレを我慢する方もいるのですが、膀胱炎の原因にもなりますし、尿漏れの原因にもなりますので、面倒くさいかもしれませんがこまめにトイレに行くようにしましょう。

・・動悸

妊娠後期に差し掛かった方の大半が、動悸を経験します。

その理由は、体内に流れる血液の量が多くなるからです。

動悸を放置すると、貧血の原因にもなりますし、精神的なストレスにも直結しますので、できるだけリラックスした状態を維持することが大切です。

・・骨盤の痛み

妊娠後期の骨盤の痛みを経験する妊婦さんはかなり多いです。

妊娠後期は、体が出産の準備を始める時期でもありますし、赤ちゃんもかなり成長していますので、骨盤に負担がかかりやすい状態になっています。

骨盤の痛みを軽減するためには、適度運動が大切です。

妊娠初期や中期の頃から適度な運動をしている方であれば、そこまで強い痛みを感じないケースもあります。

妊娠後期に骨盤の痛みを感じた場合は、ちょっとした運動を行って、腰や骨盤の負担を軽減しましょう。

・・むくみ

妊娠後期に限った話ではありませんが、出産間近のタイミングでむくみがひどくなる方も多いです。

むくみを解消するためには、

・水分を取る

・運動をする

・体を冷やさない

というような工夫が大切になってきます。

日ごろのちょっとした取り組みや工夫次第でむくみを防止できますので、むくみで悩んでいる方、むくみを未然に防ぎたい方は試してみてください。

・妊娠後期にやってはいけないことって何?

次に、妊娠後期にやってはいけないことをいくつか紹介していきます。

・・お腹を圧迫する動作

妊娠中は、お腹に過度な圧力をかけないことが大切です。

特に妊娠後期は、誰が見てもわかるくらいお腹が大きくなっていて、お腹の中の赤ちゃんも成長していますので、過度な圧力は絶対NGです。

就寝時もお腹を圧迫しないように心がけるようにしましょう。

ただ、仰向けで寝てしまうと、お腹の張りや息苦しさを感じることもありますので、抱き枕を使って寝ることをおすすめします。

・・熱いお風呂に長時間入る

体を温めることは妊婦さんにとって非常に大切ですが、熱いお風呂に長時間入るのは避けましょう。

熱いお風呂に長時間入ってしまうと、貧血や立ち眩みを起こす原因になり、万が一転倒してしまうとお腹の赤ちゃんにも悪影響が及んでしまうことがあります。

お風呂に入る時は設定温度を40度前後に設定し、ゆっくりとした動作を心掛けるようにしてください。

・・とにかく無理な動作をしない

妊娠後期はお腹が大きくなり、ママの負担も大きくなります。

妊娠初期や中期と比べると疲れやすくなりますので、とにかく無理な動作をしないことが大切です。

無理に動いてしまうと、子宮口が開いてしまうこともありますので、注意しましょう。

・妊娠後期にやっておいた方が良いことって何?

最後に、妊娠後期にやっておいた方が良いことをいくつか紹介していきます。

これから妊娠後期に差し掛かるママさんは、是非最後までチェックしてみてください。

・・適度な運動

先ほども解説したように、妊娠後期は骨盤の負担がこれまでと比べると大きくなりますので、腰痛に悩まされる方も多いです。

このようなトラブルを解消するためにも、適度な運動をしておきましょう。

ただし、体調や状況によっては運動を控えた方が良いこともありますので、独断で運動をするのではなく、医師に確認を取ったうえで無理のない範囲で体を動かすようにしてください。

・・一人の時間を楽しむ

妊娠後期に差し掛かると、ママやパパは大忙しになります。

・名前はどうする?

・子育てのコツは?

・お産が始まったらどうすればいい?

・必要な届け出は?

など、考えることがたくさんありますよね。

ただ、あまり深く考えすぎてしまうと、ストレスが溜まってしまいますので、できるだけリラックスすることを心がけましょう。

赤ちゃんが生まれると、ママやパパは育児につきっきりになり、特にママはひと時も赤ちゃんから離れられない生活が始まります。

それはそれでとても幸せなことですが、今のうちに自分一人の時間も楽しんでおくと良いでしょう。

・・赤ちゃんを迎える準備

妊娠後期に差し掛かったタイミングで、赤ちゃんを迎える準備をしておきましょう。

例えば、

・入院の準備

・呼吸法の復讐

・里帰り出産の準備

などです。

出産タイミングは急に訪れるものですので、用意をしておかないと土壇場になって焦ってしまいます。

いつお産が始まってもいいように、できるだけ余裕を持って準備を進めていきましょう。

・・夫婦二人の時間を楽しむ

子どもが生まれると、それからの生活は子どもが最優先になります。

それまで二人で予定を合わせて旅行をしたり、デートをしたりできたかもしれませんが、これからは二人だけの時間を作るのがかなり難しくなります。

また、赤ちゃんが生まれてしばらくは、外出をすることさえ難しくなるかもしれませんので、今のうちに夫婦水入らずの時間を楽しんでおきましょう。

・まとめ

妊娠後期というのは、妊娠28週から40週までのことを指します。

お腹もかなり大きくなってきて、赤ちゃんが活発にお腹の中で動き回るようになります。

ただ、妊娠後期に起こりやすいトラブルややってはいけないことなどがいくつか存在しますので、最後まで気を抜かずに出産準備をしていきましょう。

妊娠後期特有の症状が出てしまい、体調が中々回復しない時は、無理をせずに担当の医師に相談するようにしてください。

share
  • URLをコピーしました!
contents