妊娠中に甘いものはNGなの?甘いものが食べたくなる原因と対処法を紹介!

妊娠中は無性に甘いものが食べたくなりますよね。

ただ、感情に任せて甘いものを食べすぎてしまうと、赤ちゃんの成長に悪影響を及ぼすことがありますので、正しい知識を身に着けておかなければなりません。

この記事では、

・妊娠中は甘いものを食べてはいけないのか

・なぜ甘いものが食べたくなるのか

・甘いものが食べたくなったらどうすればいいのか

ということについて、詳しく解説していきます。

contents

・妊娠中に甘いものが絶対NGなわけではない

妊娠中の新米ママさんの中には、

甘いものは絶対に食べてはいけない

と考えてしまっている方もいますが、そういうわけではありません。

食べ方や容量をしっかりと守れば、妊娠中でも甘いものを食べて良いのです。

ただし、食べすぎてしまうと様々な弊害を引き起こす可能性が高くなりますので、注意しましょう。

・なぜ妊娠中に甘いものが食べたくなるの?

では次に、妊娠中に甘いものが食べたくなる理由について、詳しく解説していきます。

・・ホルモンバランスの変化

妊娠すると、ホルモンバランスが変化します。

特に、

・エストロゲン

・プロゲステロン

という物質の分泌量が多くなると言われています。

このエストロゲンというのは、甘みに対する感度を低下させる可能性や、味を感じる器官に何らかの影響を与える可能性が指摘されています。

このようなことから、味の濃いものや甘いものが食べたくなるのです。

・・足りない栄養を補うため

妊娠をすると、食事で摂取した栄養がお腹の赤ちゃんに優先的に送られます。

そうなると、体内のブドウ糖が足りなくなってしまい、エネルギー不足を起こしてしまいます。

この不足したブドウ糖を補うために、甘いものが無性に食べたくなるのです。

・妊娠中に甘いものを食べすぎるとどうなる?

冒頭でも解説したように、妊娠中でも容量や食べ方を守れば甘いものを食べても問題ありません。

ただ、食べすぎてしまうと様々なデメリットが生じやすくなります。

甘いものの食べ過ぎて起こる弊害やデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

・・体重が増加する

「甘いものが食べたい!」

という感情に任せて、満足するまで甘いものを食べてしまうと、体重が一気に増加します。

体重が増加してしまうと、赤ちゃんにとってもデメリットとなりますし、難産になる可能性が高いです。

最悪の場合、帝王切開になるケースもありますので、注意しなければなりません。

・・「妊娠糖尿病」のリスクが高まる

妊娠中に甘いものを食べすぎると、妊娠糖尿病のリスクが高くなります。

通常、食事で摂取した糖分はインスリンという物質の働きによって体内に取り込まれ、血糖値が下がります。

ただ、妊娠中はこのインスリンの働きが弱くなってしまうので、糖代謝異常が起こりやすくなってしまうのです。

妊娠糖尿病を発症すると、

・巨大児

・発育不全

・心臓の肥大

・流産

・死産

などの可能性が高くなりますので、注意が必要です。

・・低血糖症のリスクが高まる

妊娠中に甘いものを食べすぎると、低血糖症のリスクが高まります。

低血糖症というのは、血糖値が急激に低下する症状のことを指し、

・マタニティーブルー

・うつ

などを引き起こしやすくなるのです。

妊娠中は体の健康を維持することももちろん大切なのですが、安定したメンタルを維持するのも非常に重要と言えますので、甘いものを食べる際は「量」に気を付けなければなりません。

・妊娠中に甘いものが食べたくなったらどうすればいい?

では、妊娠中に甘いものが食べたくなった場合は、一体どのように対処していけば良いのでしょうか。

具体的なルールや、気を付けるべきことをいくつか紹介していきます。

・・ルールを決める

甘いものを食べる時に最も気を付けるべきなのは、

「食べすぎない」

ということです。

ただ、我々人間は欲深い生き物ですので、満足するまで甘いものを食べたくなってしまいます。

この誘惑に打ち勝つためには、ルールを決めることが大切です。

例えば、

・チョコレートは1日2つまで

・チョコレートは2日に1回、板チョコ3つまで

という感じです。

このようにルールをしっかりと決めて、そのルールに従って甘いものを食べれば、赤ちゃんや自分の体に悪影響を及ぼす可能性も低くなります。

ストレスも上手に発散できるようになりますので、安定したメンタルも維持しやすくなるでしょう。

・・温かい飲み物と一緒にゆっくり食べる

甘いものを食べる時は、温かい飲み物と一緒にゆっくり食べるようにしましょう。

甘いもの単体で食べてしまうと、満足感を得にくくなってしまい、食べすぎの原因になってしまいます。

温かい飲み物は、体を温める効果を持つだけではなく、満腹感を得やすくする効果も持ち合わせているため、甘いものが少量だったとしても満足感を得やすくなるのです。

・・噛み応えのある食べ物を選ぶ

甘いものの量を押さえたい時は、できるだけ噛み応えのある食べ物を選ぶと良いでしょう。

噛み応えのある食べ物を選ぶことで、満腹中枢を刺激しやすくなり、満足感を得やすくなります。

ただ、噛み応えのある食べ物でも、ほとんど噛まずに飲み込んでしまえば意味がありません。

消化不良にも繋がりやすくなりますので、

できるだけたくさん噛む

ということを意識してみてください。

・・甘いお菓子ではなく、フルーツを選ぶと良い

甘いものが食べたくなった時は、チョコレートやビスケットなどのお菓子ではなく、フルーツや野菜などを選んでみると良いでしょう。

例えば、コーンやさつまいもをおやつに取り入れることで、甘みを感じるだけではなく、食物繊維などの栄養素も摂取できるようになります。

胃への負担も大幅に軽減できますので、健康的な体を維持しやすくなると言えるでしょう。

フルーツには、ビタミンなども豊富に含まれていますので、妊娠中に不足しやすい栄養素を補給するのも役立ちます。

・・適度に運動をする

妊娠中に甘いものを食べるのであれば、適度に運動をしなければなりません。

運動をすることで、糖尿病や肥満を防止できますし、免疫力の向上を手助けする効果も得られます。

妊娠中の運動は決してハードでなくて構いません。

・ウォーキング

・ストレッチ

などでも効果がありますので、毎日体を動かす癖をつけましょう。

・妊娠中の甘いものよりも「我慢」の方がよっぽど危険

妊娠が初めての新米ママの中には、

「甘いものは赤ちゃんに害だから、絶対に食べないぞ!」

と決めている方もいます。

もちろん、我慢できるのであればあまり食べない方が良いでしょう。

ただ、適量であれば大きな悪影響は及ぼしにくいと言えますので、極端に我慢する必要はありません。

むしろ、妊娠中に食べるあまいものよりも、「我慢」の方がママの体にも、赤ちゃんにとっても悪影響です。

甘いものを我慢しすぎてストレスが溜まると、

・イライラする

・ネガティブになる

・うつ気味になる

などのデメリットが生じますので、今回紹介した正しい知識を身に着けて、体や赤ちゃんに悪影響を及ぼさない程度に甘いものを楽しんでみてください。

・まとめ

妊娠中でも、容量や食べ方を守れば甘いものを食べても問題ありません。

ただし、食べすぎてしまうと赤ちゃんやママの体に悪影響が出てしまうこともあります。

妊娠中はホルモンバランスの変化や、代謝の変化などで甘いものが無償に食べたくなりますが、感情に任せるのではなく、今回紹介したツールや注意点を参考にしながら、適量を楽しむようにしましょう。

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